money_mitsugu_man



どうもヤジキタです!

お久しぶり過ぎて申し訳ございません!
m(_ _;)m

仕事の忙しさから来る宝塚へのモチベーションの低下で、なかなかブログを書く意欲も湧かずにダラダラと2週間以上過ぎてしまいました…

ぼちぼち再開したいと思いだしたのですが、宝塚の大きな話題も思いのほか無いので、今回はコチラの話題でウォーミングアップをしたいと思います。








皆さま既にご存知の通りでしょうが、なかなかに衝撃的な事件ですよね…

推し活という言葉が広く使われるようになって、はや数年。

熱烈なファンを『ジャニヲタ』『ドルヲタ』『アニヲタ』などと侮蔑も含んだ愛称で呼んでいた時代に比べると、
だいぶ世間一般にも広まった、いわゆる推し活ですが、
その流れに一石を投じるというか、警鐘をならすかのような今回の事件。

会いに行けるアイドルを吹聴し一世を風靡したAKB48時代の頃から特に推しとファンの距離感が縮まったこの界隈ですが、
やはり余りにも近すぎる距離感というのは色々と弊害があるように感じますよね…


宝塚なんかは遥か昔からご贔屓とファンの距離の近さで有名ですけど、
スターの入出の時の会員によるガードって今の時代になるとかなり特異な光景でもあり、一般人が宝塚が近づき難いと感じる一端にもなっていたと思いますが、
こんな事件があるとあながち間違った事でもないのかもしれないね…(笑)



今回の事件も、いわゆる一方的な好意からのストーカー殺人かと思ったのですが、いざ蓋を開けてみると、どうも様子が違うような、違わないような…

亡くなった方を責めるのは酷だが、今回の事件の経緯は過激な好意からの延長線上ではなく、金が絡んだ怨恨の線が本命と言うのだから、これまた衝撃である…

元々は配信に来た加害者をリアルに誘い出し金を無心した事が始まりのようだが、それが2021年とのこと。

被害者が現在22歳という事は当時は18歳か19歳。

当時被害者が働いていた飲食店で会ったというが、おそらくコレはコンカフェか何かだろう…

18歳を超えていればコンカフェで働いていても問題はないとは思うが、
それにしても田舎のほぼ未成年が、薄弱そうとは言え、いい歳をしたおっさんを言いくるめて金をせしめるとは驚きである。

19歳くらいで消費者金融の仕組みを理解しているかのような誘導LINEを見ると、明らかに裏で誰かに操られているような雰囲気なんだけどね…
(何やら被害者の婚約者を名乗る人間も登場したようだが…)

本当に被害者本人のみの意思で、そうしたタカり行為が行われていたのか怪しい所であるが、当事者が亡くなった以上は知るすべも無い事ではある…



その後、加害者が裁判所に提訴し、被害者の出席無しにより、加害者側が勝訴というか、訴えが全面的に認められたとのこと。

しかし裁判の結果を無視して被害者は姿をくらましたが(退店したのか?)、おそらく店の営業の一環として行われていた配信で独り立ちできると踏んだのだろう。

店に居た時と、現在配信に使っていたアカウントが同じなのかは不明だが、加害者を配信上からもブロックして、全て無かった事にしようとしたが、最悪の形で年貢の納めどきが来たという事になった訳だ。

加害者にとっては、もはや振り向いてもらいたくてとか、石川さゆりの『天城越え』よろしく「誰かにとられるくらいなら貴方を殺していいですか」というような情念の想いは微塵もなく、ただひたすらに被害者を誅する感情しか残らなかったんでしょうね…



今回の事件をテレビ等では、
「生配信のリスク」
という話題で取り扱っているものが目立つが、個人的には「生配信のリスク」を唱えるよりも、「薄弱なおぢを、だまくらかして金を毟り取るリスク」を前面に出すべきなんじゃないかと思うんですけどね…😅

数年前に話題になった『頂き女子りりちゃ事件』のBADエンドなどと揶揄される今回の事件だが、『りりちゃん』だって逮捕されるのがもっと遅ければ同じ目に遭っていた可能性も否定できない。

『りりちゃん』は世間が思うよりも遥かに狡賢く生きていたようなので、野外で生配信などしなかったのかもしれないが、常に命を狙われるリスクを背負っていた事に違いなかろう。

じゃあ今回の被害者も警察に逮捕されていれば凶行は防げたのだろうか?

微妙な所ですね…

そもそも加害者は事件前に警察にも相談していたようだが、何か対応が取られた様子もなさそうである…

そもそも『りりちゃん』が逮捕されたのは、被害者から金をだまし取った部分よりも、自作の詐欺マニュアルを広く売買した事で警察から詐欺集団の首魁と認定された事の方が大きかった訳で、それがなければ未だに野放しだった可能性も充分ある。

警察も、若い女に騙されるおっさんという生き物に対しては、この世間同様に冷淡であり事件化しにくいのが常である…


一応社交辞令として、
「うら若い女性が道端で惨殺された事は非常に可哀想な事件である」
と書いてはおくが、心の底から思っているかと聞かれれば「別に」である…

自分で言うのもなんだが私は結構冷淡な人間なので、因果応報な出来事に関しては兎角冷酷に評するんです。

だからといって加害者を擁護する気持ちも毛頭なく、こんな女に消費者金融行って来いと命令されるような薄弱な人間には憐れみすらも抱く事もないので、
「まぁ、どっちもどっちやな…」
ってのが本音ですね。

常々、お金の価値とは人それぞれ違うものであると思ってきたが、果たして200万で奪われた命の価値は重いのか軽いのか…



でも、こうした金と愛憎を巡るイザコザって何処にでもある話だとは思うんです…

例えば宝塚でもスター個人の会におけるヒエラルキーなんかでも同じような事ってあると思うんです。

ご贔屓に貢ぐにしても、自分にとっては血反吐を吐く思いで捻出したお金が、他の会員からすれば端金程度であり、結果ご贔屓が、苦労してお金を出した自分よりも、端金に少し上乗せした程度のお金を出した別の恵まれた人を厚遇すれば、今回の事件にまでは至らなくても同じような感覚に陥る可能性もありますよね…

結局は金か…そんなご贔屓の姿に嫌気が差して距離を置いたなんて人も結構居るんじゃないかと思うのですが、
やはり推しとファンの距離が縮まれば縮まるほどに、こういう見たくない姿も見えてしまうものです…

だからこそ推しとの距離感って大切なんだと思うのですが、やはり自重できない人はできないんでしょうね…

個人的には付かず離れず、更にタカラジェンヌの舞台外のオフの姿には一切興味を持たず、あくまでも宝塚という限られた世界の中で推し活を楽しむというスタンスで挑んでいるのですが、こうした考えの方が少数派なのかな…?

確かに舞台の席は近ければ近いほど良いとは思うが、非日常が日常を侵食してくるのは非常に恐ろしい事である…

次第に自分でも今が日常なのか非日常なのかの判断があやふやになった時に、更にお金(財産)という寄る辺を失ったら、人は正気というタガが外れてしまうのではなかろうか…

正気を失った先が今回の事件のような凶行なのか、或いは人知れずこの世に別れを告げるのかは人それぞれだとは思うが、まぁ碌な事にはならんよね…

ガチ恋勢とかの気持ちも理解できなくはないが、お金ありきの関係にまともな未来なんてありませんからね。



てな感じで、
初めはイカれた男のストーカーによる悲劇的な事件と思ったのだが、
蓋を開けてみれば、まるで豊田商事会長刺殺事件のような感想を抱いてしまいました…😅

80年代に悪徳商法で大勢の人間から金を騙し取った豊田商事の永野一男会長が白昼堂々TVカメラやリポーターの目の前で惨殺されたこの事件。

逮捕寸前の知らせを受けて永野の自宅に集まった報道陣の前に現れた2人の男は詐欺被害者から「もう金はいらない、永野をぶっ殺せ」と依頼されたと語り、報道陣の目の前で窓をぶち破って家に侵入すると、持っていた銃剣で永野を滅多刺しにして惨殺。

犯人はカメラの前に戻ってくると警察を呼べと述べ、逃走するでもなく淡々と警察に逮捕され、テレビや週刊誌には滅多刺しにされた永野がモザイク無しで映し出される自体となった。
(殺害現場はカーテンで直接は見えてはいなかった)

凄惨過ぎる事件とはいえ、永野は全国に被害者が居た豊田商事事件の首謀者だった為に同情する論調もほぼ無かっただろうし、なんならその場に居た記者やリポーターも誰も凶行を止める者は居なかったとか…


今回の犯人も被害者を滅多刺しにした後に冷静にカメラで被害者のその姿を映し、警察に淡々と逮捕されたらしい…

そして事件の詳細が知れ渡るとX等には被害者の自業自得という声が溢れかえる…

マスコミのカメラからライバーの自撮り棒に持ち替えただけで、40年経っても日本では変わらず同じような事が起きているなと感じる今日この頃でございました。
(豊田商事事件の時には、もちろん私は生まれていませんよ!笑)

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