どうもヤジキタです!
先日、雪組KAAT神奈川公演『フォルモサ』の初日を観劇しました!
縣千の初東上主演、
そして彩海せら初バウ主演作品『Golden Dead Schiele』で素晴らしい演出を見せてくれた熊倉飛鳥先生の初東上演出という事で、期待値高めで観劇に挑みましたが…
まずザックリ感想としては、
まぁ普通に面白い作品ではありました!
コメディ調な作品なのかなと観劇前は思っておりましたが、意外と笑いの要素は少なく、『Golden Dead Schiele』ほどシリアス過ぎはしないものの、思いのほか純文学的な作品でしたかね。
熊倉先生は大衆作品というよりも純文学的な作品を書く演出家なんだなという事はよく分かりましたが、1つ言いたいのですが…
「『Golden Dead Schiele』と大筋の展開変わらなくね…😅」
はい…
見終わって感じた想いは上記の通りでございます…(笑)
縣千演じる自称フォルモサ人・ジョルジュが、自身の空想の世界を、さも真実かの如く語れば語るほどに世間の注目を受けて、次第に現実と虚構の世界の境界線が曖昧になっていく中で苦悩するというストーリーなんですが、
途中途中で空想世界の登場人物達がジョルジュに語りかけたり、取り憑いているかのようなシーンを見て、
「あれ…これってデッドシーレでの、シーレと死の幻影の描写とあんまり変わんなくね…」って思っちゃいましたね…😅
簡単に述べると、
シリアスにしすぎた『Golden Dead Schiele』をマイルドにした作品、とでも言いましょうか…(笑)
結末こそ、
破滅に突き進むシーレに対して、コチラは希望的なENDではありましたが、ぶっちゃけシーレ同様に破滅的なENDにしようと思えばいくらでも出来たけどしなかっただけって雰囲気も感じた。
熊倉先生って本当は純文学的で暗い作品が好きなんだけど、今回も破滅的なENDにすると、前作とあまりにも代わり映えがしないので希望的なENDにしたんじゃないのかな…って思っちゃうくらい展開が変わらないんよね…(笑)
この作品だけ観たら充分良作・傑作な評価をしたいのですが、
『Golden Dead Schiele』を観てからコチラを鑑賞すると、良作だけど二番煎じ感が否めない作品という評価に落ち着きますかね。
個人的にデッドシーレのような暗い作品の方が好きなので、どっちの方が良かったかと聞かれれば、やはりデッドシーレに軍配を挙げたいですね。
個人評に関しては正直そこまで書く事もないのでサクッとお送りしたいと思います。
- 縣千
やはり縣千に合わせたナンバーならば最低限の物は観られるという事は分かったが、問題は全ツ等での特にショー作品の他人の歌が如何に歌えるかという点であろう…
朝美絢全ツでも、なかなか破壊力のある歌を見せる始末だったので、歌唱面に関しては応用力を磨いて欲しいという所でしょうかね。
ただ奇抜な衣装も見事に着こなす縣千のコスチューム力は全組スターきっての代物なので、さながらポスト紅ゆずると言ったところか。
(紅ゆずるよりは踊れるけど、歌はね…笑)
まぁ取り敢えず初東上主演としては充分合格点だと思うが、上記の通り自身への当て書き作品以外の演目も卒なくこなせるようにならないと、トップにはなれても困る事が多いでしょうから、最低限の歌唱面を磨いていって貰いたいですね。
- 音彩唯
しかし扱いは正ヒロインという程のものではなく、最後の最後だけヒロインっぽい感じで扱われ、フィナーレで釣合を取った雰囲気であった…
『Golden Dead Schiele』でも感じたが、熊倉先生ってあんまりヒロインは重視しないタイプの演出家なのかなと感じた。
安っぽい恋愛モノよりも、やはり純文学っぽい芸術作品を創りたいという想いが強いのかな?
いずれにしろNEXTトップ候補の割には弱い存在感だった言わざるを得ないかな…
- 華世京
瀬央ゆりあの配属で一旦は4番手でステイとなるので、3番手に上る前にどの程度得意分野を広げる、或いは特化させるのかが今後の課題なのかなと感じました。
まぁ、こんな感じの公演評でございました…(笑)
やはり良作ではあるものの、そこまで熱心に評価を書くほどの出来栄えでは無かったろいう印象ですかね…(スマソ…笑)
まぁ言うなれば可もなく不可もなくという事で、絶賛する所もなければ、酷評する所もない、おでんみたいな無難な食い物って感じですかね…笑
という事で、こんな感じの薄い内容ですが終わります!(笑)
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