
どうもヤジキタです!
昨日は月組大劇場公演『ゴールデンリバティ』『フェニックス・ライジング』の先着先行がありましたね!
鳳月杏の新トップとしての最初の関門である大劇場お披露目公演のチケット販売ですが、先着先行を見た限りは概ね良好な状況と言えましょうかね。
6日のお昼頃にはS席は完売、A席以下はそこそこ残っている状況でしたが、これを書いている夕方にはB席数日と立見以外は完売となっております。
以前にグッズ付きチケットの販売がアナウンスされた事から、どの程度チケットが売れるのか不安な面がありましたが、取り敢えず先着先行は凌ぎましたね。
⇩はグッズ付きチケットへの所見です。
という事で、
同じく新トップを迎える花組のように公演が始まってもチケットが買えるという状況は避けられそうですかね…
まぁしかし、
公平に物事を検証しないと不公平なので、しっかりと実態を書き記したいと思います。
まず公演の数自体が違うという点ですね。
花組『エンジェリックライ』(9月28日〜11月10日)総数56公演 貸切除く44公演
月組『ゴールデンリバティ』(11月16日〜12月25日)総数50公演 貸切除く37公演
星組『記憶にございません』(8月17日〜9月22日)総数47公演 貸切除く33公演
※いずれも新人公演は除く
という事で、
花組の公演数が圧倒的に多いのが見て取れますね…
逆に満員御礼チケ難公演となった星組は、そもそも公演数が少なかったと言えましょう。
月組はちょうど中間という事で、まぁチケ難ではないが、なんとなく完売みたいな感じのチケットの売れ具合になるのは当然なのかなとは思いますね。
さて、
チケット販売の一端を背負う男役路線スターの数も見ましょうか。
花組:
紫門ゆりや(まだ会はあるのかな?)、綺城ひか理、聖乃あすか、一之瀬航季、侑輝大弥、希波らいと、天城れいん、凪七瑠海の花7+専1=計8人
月組:
夢奈瑠音、英かおと、風間柚乃、礼華はる、彩海せら、瑠皇りあ、七城雅、雅耀の計8人
星組:
暁千星、極美慎、碧海さりお、天飛華音、稀惺かずと、大希颯の計6人
という事で、
花組と月組は同等、星組は少数精鋭という結果ですね。
まぁ花組の場合は紫門ゆりや副組長を入れるのか迷う所ですが、専科の凪七瑠海を入れないと月組よりも路線が少ないという点も注目ですね。
バウ以上の主演者は、
花組は、
聖乃あすか、一之瀬航季(帆純まひろと折半)、綺城ひか理(主演ではなく主な出演者)、凪七瑠海となるが、
注釈のように綺城ひか理は主な出演者止まりで、一之瀬航季も完璧なバウ主演者とは言い難いので、実質は永久輝せあと聖乃あすかが頑張らないといけない辛い状況である…
月組は、
風間柚乃、礼華はる、彩海せらと立派な別箱主演者が揃っているので、花組よりもハードルは下がるであろうし、夢奈瑠音のようなスポンサー付きスターの存在も心強い。
星組は、
暁千星、極美慎、天飛華音の3人だが、トップの礼真琴の人気がそもそも圧倒的だし、そこにトップスポンサー付きの暁千星がいれば苦労はほぼ無いと言っても良さそうである。
こう比べてみると、
凪七瑠海が花組に特出しなければ一体どんな悲惨な状況に陥っていただろうかと震えるのだが(笑)、
こうなったのも水美舞斗と永久輝せあの抗争がもつれたが故の若手育成チャンスロスが原因であろう…
本当は水美舞斗には1作か2作程度早く専科へ行って貰う構想だったのだろうが、何かが起きて水美舞斗は正2番手に納まり、永久輝せあの2番手としての育成も、聖乃あすか以下の若手のステップアップも全て後ろ倒しになってしまった…と思う…。
そこに加えてのロングお披露目公演と来れば多少チケットが売れ残るのは致し方ないとは思うのだが…、
ここまで事実を並べた上で、しょうがないね…と思ってくれるヅカヲタが果たしてどのくらい居るでしょうかね…
殆どの人は永久輝せあは人気が無いのかな?と思うだけだろうか…
公演の時期も、
夏休みに被る星組や、冬休みに被る月組に比べて、花組は大した連休等も無い月なので、日にちにも恵まれていないのである…
演出家は、
花組は、
割と男女で好き嫌いが分かれそうな谷貴矢先生と、
ハズレこそ無いが大当たりも無い稲葉太地先生(笑)のコンビである。
個人的に谷作品は好きなんですが…、
全体的に中二病感が強い作品が多く、男性からしたら面白いと思うような作品でも、女性にとっては微妙…という評価をされてもしょうがないかな、とは思う。
故・柴田侑宏先生のような、静と動の静強めな情緒的作品や、いわゆる視線や間で芝居をするタイプの作品が好きな人にとっては、谷貴矢作品はお気に召さないと思う…
そして稲葉先生のショーも、
いわゆる古式ゆかしき宝塚レビューという感じの作品が多く、ワンパターンと言われても致し方ない物が多いのが事実…
型にはまっているのでハズレる事も無いが、J−POP等を使用せずにクラシックや過去の宝塚ソングを多用するので、未知の化学反応的な閃きや、ときめきが少なく、ドハマリし辛くリピート性に欠けると個人的には感じている…
一方で月組は、
芝居は大野拓史先生というトンチキメーカー(笑)ではあるが(個人的に好きですw)、
ショーはエースの野口先生の月組待望のショースペキュタクラーシリーズという事で期待値がかなり高いのも事実。
やはり野口先生や藤井大介先生のようにJ−POPも織り交ぜて、新たな化学反応を探るような試みがある演出家の方が事前のワクワク感は相当に増すと思う。
(実際観たら意外と微妙だったというパターンもあるけどね…笑)
その辺りでも長期公演の花組にはやや重荷になったかもしれませんね…
いずれにしろ花組もとい永久輝せあには色々と背負わせすぎているように感じるので、少しはキングメーカー的な演出家や、作品を充てがってあげても良いのではないかと期待しますね…
(名古屋御園座からの、ロング大劇場、そして次は博多座単館だからね…😅)
本当の人気を測るのは2作目からとは、よく言われるので、花組や月組にどんな作品が来るのか非常に楽しみ&不安であります。
なんとか永久輝せあには、この重苦しい状況を乗り越えて頑張っていって貰いたいですね!
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コメント
コメント一覧
観に行った方の評判はとても良いのに、チケットのことばかり言われ生徒さん方の精神的な負担はいかばかりかと案じられます。
東京公演は、それこそ凪七瑠海さんの関係者(クラシック界から海外セレブまで)で埋め尽くされそうですから、是非ムラで、と、思います。
感情的な見方をしたり、(去年から)宝塚歌劇団のあら捜しをしてる方が多い中で、知的で落ち着いた記事を拝見し気持ちが落ち着きました。
ありがとうございます。
舞台ファンが皆こうなら良いのに、なんて思います。