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どうもヤジキタです!

昨日、日本青年館ホール公演『Liefie(リーフィー)-愛しい人-』を観劇してまいりました!


なんと青年館での友会当選は『チェ・ゲバラ』以来の5年ぶり!(笑)

観劇自体も『マスカレード・ホテル』以来の4年ぶりと、
久しぶりを通り越してほぼお初みたいなもんでございました!(笑)


しかも2列目ドセンという神席が降臨したので、じっくりと聖乃あすかを観劇して参りましたよ!(笑)

そもそも花組は柚香光の時代からあまり縁もなく、これほど近い距離で観劇したのも東京宝塚『はいからさんが通る』のS席サイド2列目(当時最前列)以来ですかね。


今回はヤジキタお気に入りの侑輝大弥もメンバーに居るという事で、
期待値大で意気揚々と観劇に赴きましたが、やっぱり侑輝大弥そして聖乃あすかの顔はそりゃあ美しいものでございました!(笑)

短いながらも客席降りがあったのですが、手を伸ばせば触れられるほど目の前に聖乃あすかがやってきましたが、美しい顔という表現がこれ以上合うスターも、そう居ないであろうなと思わせるほど整ったお顔は流石のものでしたね!

そして侑輝大弥も聖乃あすかとはまた違ったタイプの整った顔で、いわゆる韓流系とでも言いましょうか?
見事なツーブロックも相まり(笑)、男らしい美しさを見事に擁した、貴重なビジュアルでございました!


劇中に聖乃あすかと侑輝大弥が殴り合うシーンがありますが、
「あぁ〜美しい顔と美しい顔が、揉み合いながら殴り合ってるぅ〜」(笑)
、とニヤニヤしちゃう眼福シーンもありましたね!www

やはり2列目センターとなれば、トップ公演ならば今やSS区分の席でございますから、オペラを使わずとも美しいお顔がハッキリと見える、これ以上ない幸せな公演でございました!








ここからは多少のネタバレを含む公演評なのでご注意ください。

とはいえ、
ぶっちゃけ大して隠すようなネタも無い内容でしたので、見ても特に問題は無いと思いますが、一応LIVE配信前なので…(笑)

ちょっとだけ公演内容について辛口になりたいのですが…

ヒロインのミラ(七彩はづき)は、子どもの時にトラックと乗用車の事故で両親を亡くし、現在まで両親が居ない孤独や、他人との違いに向き合いきれない設定なのですが、そんなミラに対してレオ(侑輝大弥)は一方的に敵意を向ける役柄なんです。

1幕ではレオは殆ど他キャストとの絡みがなく、何故ミラに敵意を向けているのか分からない話となっています。

ただ要所要所で自分もミラと同じ境遇である事を匂わせてはいます。


個人的に、ここまで観て思い描いた今後のストーリーは、
ミラは事故で両親を失ったが、実はレオもあの事故で親(片親だった?)を失った(トラックを運転していた側として死亡したのか逮捕されたのか、的な)にも関わらず、
ミラだけが悲劇のヒロイン扱いされている事を根に持っているのでは?
、という展開になると想像しました…


2幕がスタートするやいなや、1幕のほのぼのした展開とは打って変わって、
ミラが街の人から疎外されるような所謂「お前の席ねぇーから」的な幻覚描写が挿し込まれます。
(実際に椅子を使いますけどね…笑)


それを観て、
「あ…やはり、ここからは少しシリアスな展開になるのかな?」
という気持ちになりました。
(なりますよね?笑)


その後ミラとレオが直接対面し、レオがミラを面罵するとダーン(聖乃あすか)との殴り合いに発展するんです。
(上記のニヤニヤシーンですw)


さぁ、いよいよレオの秘密が明かされるのかと期待したのですが、
レオの口から語られた真相は、
ミラと同じように子どもの時に両親を亡くした自分と(事故は一切関係なし)、
街を揺るがした大事故の被害者であるミラとの世間からの扱いの違いに羨ましさを感じて一方的にミラを毛嫌いしていただけ、というまさかの拍子抜けな展開に…😅


ダーンとの乱闘の前にはミラを庇うダーンに対してレオは、
「待ちに待った悪役の登場ってか!」と自らを敵役とするような意味深発言までするのに、実際には大した理由も背景も無く、ただただ一方的にミラを逆恨みしていたヤバイ奴でしかなかった点は、非常に残念な脚本だったように感じる…
(しかも、しっかり最後は友達になっちゃうし…笑)


ボクが考えた最強の脚本〜なんて言うつもりはないが、
最初から最後までほのぼのとした作品にするならば、2幕スタートの「お前の席ねぇーから」の描写も要らなかったんじゃないかと思ってしまう…

明らかに起承転結の転を伺わせながら、大して転にならなかったのは物語的に凄く惜しい気がしてならない。


一応、上記の転を受けてかダーンがミラについての記事を書きたいと腹をくくり、ミラもそれに協力する展開にはなるが、
実際にどんな文章が書かれたのかの描写もカットされており、非常に消化不良である…

どんな記事を書いた事でミラの孤独が癒やされたのかもイマイチ判然とせず、
そうなるとそもそも何故ミラが孤独や孤立を感じていたのかさえ不明瞭になる有り様である…

街の人に15年前の事故の話と、ミラの愛しい人への想いを同時に記事にする事で、街の人々にミラという存在を気にかけて貰おうって、なんかしっくり来ないんですけど…😅


両親が居ない事で子どもの頃にイジメを受ける描写もあるが、
その際には「私はみんなとはもう違うの?」と口にするシーンもある。

これは自分には他者と違い両親がいないという事から来る世間一般からの分離・乖離に悩む描写だとは思うが、
最後の街の人からチヤホヤされるシーンを見ると、
「結局、みんなと同じに扱って欲しいのか、悲劇のヒロインとして特別扱いして欲しいのか、どっちなの?」
と言いたくなる。


タイトルにもある愛しい人への記事の中身を最後まで観客に説明しなかった事で、余計にミラというキャラクターの最終着地点が不鮮明となり、レオも中途半端なキャラのままで終わった事で、諸々ぶん投げて終わった感が非常に強い。

ナレーションでも良いから、
「私には両親がいないが、だからといって特別な人間ではない。あなた達が親を愛するように、私も死んだ両親を今でも愛しています。それは決して特別な事ではないんです」
的な愛しい人への記事の中身を説明すれば、こんなにモヤモヤせずに済んだと思うんですがね…

そのくらいは自分の頭の中で整理して察してよ、って事なのかもしれないが、タイトルにもなっている−愛しい人−の扱いが雑すぎませんかと問いたい。


公演終了後のカーテンコールで聖乃あすかが残りの期間も、この作品のテーマや想いをしっかりと伝えたいと述べましたが、
個人的にこの作品が何を伝えたいのかが、そもそも分からず、
ちょっと不器用な人達の、ちょっと不器用な恋愛模様的な民放ドラマ程度の印象しか残らなかった…


終始ほのぼの作品にするなら2幕スタートの場面は要らないし、
ああいうシーンを入れるならもう少しシリアスな展開にしても良かったはず。
(実際、割とキツめの描写なんですよね…)

どっちつかずな脚本とキャラクターが、良い感じの設定を駄目にした感が強く、しつこいようだが非常に勿体無い印象が強く残ってしまうのであった…



えー…すいません…
かなりムキになって書き殴ってしまい、
文脈がグチャグチャになっているかもしれません…😓

かなり厳しく書いてしまいましたが、
そもそも設定がかなりザルな点もご理解頂きたい。

公式の作品紹介には、
大人になるにつれ、ミラはどんどん笑わなくなった。ダーンが“言葉”を探す理由とミラが笑わない理由につながりがあるとか、ないとか…?
、との表記があるが劇中ミラは普通によく笑っているのである…

それなら初めから中途半端なキャラクター像にせずに、一切笑顔を見せないキャラクターにして最後の最後に渾身の笑顔を見せて大団円で良くないですか?
、と思うんですがね…


いやーこれが大劇作品の芝居で1時間半なら、まぁ時間の都合上しょうがないね、で済ませたのですが、
一応2時間の芝居作品&8,300円チケットですから厳しく言わせて貰います(笑)


一昔前のアメリカのドラマに『プッシング・デイジー 恋するパイメーカー』という作品があるのだが、
この作品に雰囲気がよく似ているなと初見で感じた。

この作品は終始ほのぼのとした映像とストーリーの恋愛コメディ作品であり、シリアスな描写がほぼなく、人の死等も決して暗いタッチで描かないなど徹底的なポジション作風が評価され、アメリカで高い評価を得た作品です。


こうした作品も知っていただけに、今回の『リーフィー』は余計に中途半端な印象になってしまったんですよね…

まぁ、あまり酷評しすぎるのも申し訳ないので、この辺にしてはおきますが、是非ともご自身の目で今作を観て頂き、
本当にこの内容で良かったのか、駄目だったのかを判断して頂きたいと思います。


えー、ちなみにフィナーレのデュエットダンスでの聖乃あすか&七彩はづきの衣装はなんと緑色だったのですが、
陰謀論者のヤジキタに言わせると、事あるごとに書いてきた聖乃あすか・縣千トレードの証拠らしいですよ!(笑)
(誰が陰謀論者じゃい!笑)


まぁ深い意味はないと思いますがね…(ホントかな〜笑)

ぶっちゃけ聖乃あすかは身長的にも花組よりも雪組の方が合いそうだし、
ダンサー縣千はショーの花組の方がよっぽど雪組よりも似合うように感じるんですよね。


ドラマシティの期間は例外的に短いとは言え、付き添い路線が侑輝大弥だけの状況で何とか東上を凌ぎきれそうな雰囲気を見ると、箱小さい&彩海せらを付けて貰った風間柚乃よりは、
やはり聖乃あすかを1番最初にトップにするべく鍛えている雰囲気が感じられるので、長期を担うであろう永久輝せあの後任よりも、通常任期の雰囲気漂う朝美絢の後任の方が早くトップになれると思うんですがね!


まぁ、作品は兎も角、聖乃あすかと侑輝大弥の美しいビジュアルを目に焼き付ける事が出来たので、幸せは幸せな観劇でございました!

これに懲りずに友会様はこれからも是非、別箱の神チケットを賜わしてくださいませ!(笑)


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