どうもヤジキタです。
今回は昨日⇩の続きとなります。
かつては、
御曹司製造所として彩風咲奈・月城かなと・永久輝せあを育て上げ、
御曹司がだぶついてきたら他組に出荷する余裕すら見せていた雪組とは似ても似つかない現在の姿を嘆くのは簡単であるが、
そもそも元を辿ればコロナ禍で若手の育成を蔑ろにした劇団自体にもその非があると言わなければ不公平である。
⇧は前回終了部分。
コロナで舞台芸術界隈が壊滅的な打撃を受ける中、世間からの批判の矢面に立ちながら公演を再開し、密回避と本公演死守の為にやむを得ない事であったとは言え、
新人公演中止や、本公演での下級生の分離日程などは、若手育成の大きな障壁になった事でしょう。
更に105期の異常なまでの厚遇が、その歪さに拍車をかけているとも思う。
105期は各組で既に7人の新公主演者を輩出しているが(泉堂成込みで)、
未だに2回目を担当する者は出てこない…
ここに来て思い出したかのように104期を上げ始めているが、
来年には105期も新人公演ラストイヤーを迎えようとする中にあっては広く薄くがより強まるだけにも見えるし、
結局103期と104期は多くのスターが取りこぼされたように感じる…
7人の105期達が、あと何人新公主演を重ねるのかは未知数だが、流石に広く薄くをやり過ぎたよう思いますね。
稀惺かずとを目立たせない煙幕作戦のつもりかもしれないし、
95期の神7の模倣を狙ったのかもしれないが、
コロナで若手の育成機会がそもそも減ったタイミングでやるには、いささか無理があったように感じる。
前回記事の各組路線一覧をご覧になれば分かる通り、来年研7を迎える105期よりも下の期で新公主演を務めているのが、
106期・華世京と108期・雅耀の2人のみというのも実はかなり深刻な状況と言わざるを得ない…
(雅耀も、ついこの前だからね…)
雪組は前回記事のような事情で2番手・縣千から御曹司候補・華世京までの間がかなり薄くなってはいるが、華世京を早くから上げている事で後々には状況が好転する可能性がある。
(ただ紀城ゆりやに2回目をさせるか、させないかによっては、一人っ子政策というよりも華世京1本足打法になりかねない点には注意だと思う)
月組も今回思い切って108期の雅耀に主演させたのは英断だと思うし、
107期の一輝翔琉辺りもこの流れに続きそうなので割と順調に育成が進みつつあるように見える。
しかし、その他の組は明日は我が身の状況に片足を突っ込んでいる状況にあると言わざるを得ないかな…
花組は次回の永久輝せあお披露目公演が注目だが、ここでまさかラストチャンス寸前の105期を主演させるような事があると、広く薄くがより深刻になりそうである。
105期よりも下を抜擢し、希波らいと・天城れいんに続く複数回主演者を増やした方が後々困らないとは思うが…
星組は逆に少数精鋭過ぎるような気もするが、次回『記憶にございません』は稀惺かずとが2回目を務めると予想する。
来年も続けて稀惺かずとに主演させるとなれば、路線の頭数が心配になるので他組からの輸入も視野に入れないといけなくなりそうだが、
現在のメンツに正路線として割って入るのは厳しいので、あくまでも別格としてか、極美慎・天飛華音らとの非対等トレードか入れ違い組替えになるかな?
今は重厚な布陣かもしれないが、かつての雪組のように本命路線が詰まりだしているので、それを他組に輸出し始めると数年後、今の雪組ようになっている可能性が高そうである…
そして宙組だが…
今は新公2回以上勢が渋滞気味なくらい居るから良いが、
『パガド』『ファイナルファンタジー16』が飛んだ事で若手の育成が他組よりも更に滞っている所に加えて(104期の真白悠希はラストチャンスが飛んだかもしれんね…)、
正常化しているであろう次回大劇公演では『パガド』で主演予定だった105期の泉堂成を救済する事が想定されるので、
来年の2作は同期の大路りせ2回目と併せて新公主演はラストイヤーの105期のみになる可能性もある…
(大路りせは真風涼帆退団公演の新公主演を任されたので、いずれ2回目も想定していたのではなかろうか?)
大路りせを1回で留めれば別の若手にもチャンスは巡るが、
そもそもあの事件のきっかけの1つとなったのは新人公演なので、
来年1本目の本公演は正常化しても新人公演は再開しない可能性も捨て切れない…
そうなると2本目に泉堂成救済が回り、結局は105期しか主演できない可能性もあるよね…(流石に泉堂成の救済はするはず…たぶん…)
という事で、
再来年まで105期以下の若手を上げられない可能性が濃厚かもしれない。
数年は風色日向と亜音有星で凌げても、瑠風輝・鷹翔千空含めたこの4人は組替え要員にもなりそうなので、
星組同様に路線の輸出が始まると、いずれは深刻な路線先細りが懸念される…
(組替えさせなければ、それはそれで路線大渋滞に陥り、マンネリに拍車がかかるよね…)
雪組で103期の聖海由侑や壮海はるまにラストチャンスを与えなかったのは同期の亜音有星が動くからなのでは?とも考えておりましたが、事件のせいで流れたかもしれないし、今後の見通しは不透明ではある。
(花組の103期・希波らいともいずれ動く可能性はあるが雪組だけは無さそうだよね、身長的に…w😅)
コロナに加えて、真風涼帆時代の大規模スター整理、並びに今回の一連の事件で、そもそもスターの頭数自体も減っているが、
自組スターを出す事はできても、他組スターを呼ぶのは暫くは無理だろうから、路線先細りを心配する以前に如何に組を建て直すかが喫緊の課題なんですけどね…
と、まぁ雪組の薄味路線問題は決して雪組だけの問題ではないのだが、
個人的には広く薄くの方が好きではあるんですよ!
より多くのスターに出番を与えて欲しいという想いは常々持っておりましたし、
超路線よりも別格気味なスターほど応援したくなる質なので、
広く薄くも歓迎と言えば歓迎なのだが、
いかんせんこのままだと別箱を主演できるスターが居なくなってしまいますよね…
特に雪組は朝美絢がトップになると、
縣千東上と華世京バウくらいしか当面弾が無さそうであるにも関わらず、
次回縣千は東上を行うので、次の次は華世京バウしか無いのでは…?
じゃあ、その次はまた縣千が東上?
で、その次はまた華世京?
と、余りにも選択肢が無さ過ぎるのも困りものである…
だからといって専科3人衆に主演を取られるのも雪組ファン的には釈然としないよね?(3分割ならまだ良いけどね)
だからこそ育成は、
広めの濃いめが丁度良いんですわ!(笑)
コロナ禍に若手育成よりも中堅強化にリソースを割いた事で今現在は各組で人気がピークに達しているように思うが、
そろそろ、その中堅だった人達が一人また一人と退場し始めてきたので、
早めに手を打たなければ折角の右肩上がりに水を差しかねない事になりそうです。
路線育成は計画的に!
と、お願いしたい今日この頃でございました!
P.S.
本日(6月16日)は、
聖乃あすか主演『Liefie(リーフィー)-愛しい人-』の青年館一般販売ですが、
いささか取扱い残数の◯が多くないですかね…😅
最近はオール△がデフォだと思うのですが、これだと内部でもなかなか捌けていないのでは…?
青年館でこれでは、ドラマシティ日程が3日間なのも納得してしまう…
こういう所で既に若手(コロナ禍で若手だったスター含め)育成不足の影響は、じわりと出始めているように感じてしまいますね…
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