どうもヤジキタです。
昨日の芝居作品に続きショー作品のBEST.1を決めたいと思います!
あくまで個人的な意見ですので悪しからず。
ノミネート作品
星組『JAGUAR BEAT』 演:齋藤吉正
花組『ENCHANTEMENT』 演:野口幸作
月組『DeepSea』 演:稲葉太地
雪組『ジュエル・ド・パリ』 演:藤井大介
花組『GRAND MIRAGE』 演:岡田敬二
月組『万華鏡百景色』 演:栗田優香
※宙組『SkyFantasy』は除外
『JAGUAR BEAT』は大劇場公演が去年の為、入れるか迷いましたが、22年BEST.1企画には入れていませんので、今年の対象にします。
因みに、ヤジキタ式ショー作品評価基準は、
- オープニングの歌い継ぎの人数&総踊りの有無
- 銀橋の使用感
- 番手以外スターの活躍度
- 楽曲の魅力度
- 中詰の盛り上がり
- パレードのセンター降りの人数
各公演の雑感は以下の記事にまとめておりますので、宜しければお読み下さいまし。
それでは早速3位から発表です!
3位
月組『万華鏡百景色』
演:栗田優香 👏
栗田先生の大劇場デビュー作品『万華鏡百景色』が3位です!
正直、1位にしても良かったくらいの完成度なんですが…3位ですw
ヤジキタ式評価基準に照らしわせると、
オープニングの歌い継ぎ ✕
オープニングの総踊り ✕
銀橋の使用感 △
番手以外のスター ◯
楽曲の魅力度 ◎
中詰の盛り上がり ◎
パレード ◎
と、この様な評価になりますね。
先ずOPが芝居調で、歌い継ぎも無し。
(鳳月杏→月城かなとは曲調が変わる為、歌い継ぎと認定せず)
OPラストも総踊りではなく鳳月杏のソロで終わる為、盛り上がり感は無い。
銀橋の使用感もOPでの歌い継ぎが無い事が影響して、△評価。
特に芝居調の前半での使用が少なく、後半からはショーの色合いが増す為に銀橋の使用も増えるが、全体的には少ない方かな。
番手以外スターの活躍は、
基本的に路線は若手・別格と活躍するシーンが多いが、いわゆる非路線スターの活躍が少ないのはマイナス点。
芝居調の前半は白雪さち花副組長や春海ゆうらの出番があるが、ショー調の強まる後半は夢奈瑠音&蓮つかさ&英かおとの別格路線トリオの活躍に留まるのみである事から、◎ではなく◯評価。
(若手選抜の"令和ボーイ"シーンはプラス評価)
楽曲の魅力度は、
中原めいこ『Fantasy』や、椎名林檎&トータス松本『目抜き通り』などテーマに沿った魅力的な楽曲が多いので◎
メインテーマもテンポが良く、「絶景かな〜」も口ずさみたくなる良い語呂感で◎
中詰は、
夢奈&蓮&英の別格トリオから、礼華はる&彩海せらの若手まで、ピラミッド全員での歌い継ぎがあるので◎
客席降りは、月城かなとが1階最奥まで行くので後方席でも楽しめるのが◎
楽曲がメインテーマなので、OPで歌い継ぎ&総踊りが無かった分、コチラでの穴埋め感は強い。
個人的には客席降り終了後に海乃美月が歌い継ぎ、ロケットに移行する所がお気に入りである。
パレード階段降りは、順当なピラミッドで彩みちる&天紫珠李の娘役も参加しているのが◎
別格トリオがセンター降り出来なかったのはマイナスだが、この公演で退団する蓮つかさが歌無しセンター降りした事は◯
審査項目には無いが、デュエットダンスの大階段で抱き合うと同時に花火の『ドーン』という音と共にフィナーレが終了し、その後の観客の拍手が大玉から飛び散った小玉の弾ける『パラパラパラ』という音と光景を想起させるのだが、それが狙った演出だとしたら栗田先生は天才です!w
まぁ、そんなこんなでも残念ながら3位なんですがねw
前半の芝居調が大きくマイナスになってしまったのですが、この作品が1本物か、2本立ての芝居作品ならば問題なかったのだが、あくまでも2本立てのショー作品として見ると物足りなさを感じる。
輪廻転生と時代を超えた愛を表現したいのだろうが、1本通しの芝居作品ではないので、各時代で風間柚乃や鳳月杏が出てくると月城と海乃の存在がぶつ切りになってしまう為、イマイチテーマとの噛み合いが悪い様に感じる。
まぁ、全体的な満足度は非常に高いのだが、あくまでもショー作品として見ればという事で3位なんです…
今後、栗田先生がショーの担当をするのかは分かりませんが、是非とも次作を期待たいですね!
2位
月組『Deep Sea』
演:稲葉太地👏👏
3位に引き続き月組の『Deep Sea』が2位でございます!
ヤジキタ式評価基準に照らしわせると、
オープニングの歌い継ぎ ◎
オープニングの総踊り ◎
銀橋の使用感 ◎
番手以外のスター ◯
楽曲の魅力度 ◯
中詰の盛り上がり ◎
パレード ◯
と、この様な評価です。
オープニングの歌い継ぎは、
月城かなと→海乃美月→風間柚乃→鳳月杏→光月るう&白雪さち花のコーラスと、正路線+αの所が◎
総踊りも当然あるため◎
銀橋の使用感も、
チョンパで使用も◎
OPの歌い継ぎは勿論、中詰でもフルに使い倒しており◎
番手以外のスター活躍度は、
非路線スターの活躍らしい活躍はOPの光月るう組長と白雪さち花副組長のみだが、
中詰で別格トリオ(夢奈・蓮・英)が、それぞれ男役ソロ+娘役を引き連れての歌い継ぎをするなど別格にも優しい仕様が◯
若手選抜のシーンもしっかりとあるのでやはり◯
欲を言えば非路線スターにも目立つ場面が欲しかった所がマイナスである。
楽曲の魅力度は、
稲葉先生自体がJPOP等を使わないタイプなのでイマイチ盛り上がらない作品が多いのだが、メインテーマや中詰楽曲などはテンポ良し、盛り上がり良しと◎
ただ大盛り上がりという様なシーンは無い為、そこはマイナス。
実は花組『GRAND MIRAGE』でも使用されたシボネーの楽曲がフィナーレで使用されてはいるんですが、本家と違い盛り上がりはさほど…w
中詰の盛り上がりは、
上記でも書いた様に礼華はる&彩海せらで始まり、男役総踊り&銀橋整列→別格トリオ→風間柚乃→鳳月杏→海乃美月の歌い継ぎは盛り上がりとして完璧であり◎
OPに続いて中詰でもガッツリ歌い継ぎがあるのは、個人的に超高評価である!
パレードは、
エトワール役替りという月組らしいカオス要素はありながらもw、礼華はる&彩海せら、彩みちる&天紫珠李らのセンター降りがあるのが◯
一方で別格トリオが外れてしまったのは残念でありマイナス。
とは言え、やはりピラミッドがしっかりしている為に銀橋に居並ぶ光景はシンメトリーが完璧なのも◎
はい! という事で、これだけベタ褒めでも2位です!w
ほぼ僅差の闘いではありますが、やはり華やかさという点で『万華鏡百景色』よりも上位につけました。
確かにオーソドックスで平均的な作品かもしれませんが、やはり多くのスターが短くても目立つ場面を貰えて、銀橋もふんだんに使ってくれたほうが、観ているお客も楽しいじゃないですか。
芸術性と娯楽性の両立ほど難しいものはありませんが、そのバランスこそが宝塚のショー・レビューにとって最も大切な要素だと思うので、バランスの良いこの作品を2位にしました。
『万華鏡百景色』も前半の芝居調、後半のショー調と芸術・娯楽を分けた印象がありますが、分けたというよりも完全に分離した感の方が強いので、1本の中にバランス良く配置できていたら、この作品よりも上に来ましたね。
1位
星組『JAGUAR BEAT』
演:齋藤吉正👏👏👏
はい!
芝居編に続きサイトー先生の作品が1位でーす!w
取り敢えずヤジキタ式評価基準ですが、
オープニングの歌い継ぎ ◎
オープニングの総踊り ◎
銀橋の使用感 ◎
番手以外のスター ◎
楽曲の魅力度 ◎
中詰の盛り上がり ◎
パレード ◎
と、100点満点の評価です!w
オープニング歌い継ぎは、
礼真琴→瀬央ゆりあ→極美慎&有沙瞳→綺城ひか理&舞空瞳&天華えま→遥斗勇帆(コーラス)→暁千星と完璧に近いラインナップ。
欲すれば天飛華音と碧海さりおが入れば完璧だった。
総踊りも然ることながら、各々銀橋に出ている間のバックの賑わいも華やかで◎
銀橋もふんだんに使い倒し、非路線メンバーもふんだんに銀橋を渡らせる欲張り贅沢仕様が◎◎◎
番手以外のスターの活躍は、
OPから遥斗勇帆がコーラスに参加したり、美稀千種組長&紫りら&二條華による銀橋渡り、『TSUBASA』(その名はあり〜の空耳シーンw)でのレオ様(輝咲玲央)の超男前ソロ、
等など路線から別格まで全員主役級の大活躍が◎◎◎◎◎
楽曲の魅力度は、
- OPの『JAGUAR BEAT』(ビッ!ビッ!ビッ!)🐆🐆🐆🐆🐆
- 瀬央ゆりあや美稀千種による『KING&QUEEN』🧙♀🕺🧙♀
- 中詰の『Magic』(マジ!マジ!マジ!)
- レオ様や天華えまのソロもある『TSUBASA』(その名はあり〜w)
- 極美慎の『愛のジャガー』
中詰の盛り上がりは、
OP歌い継ぎに参加できなかった天飛華音や碧海さりお、稀惺かずと等も参加した2度目の銀橋歌い継ぎとなっており、星組スターの贅を尽くしたような仕上がりで◎
パレードは、
天飛華音以上の路線全員がセンター降りで、
舞空瞳から礼真琴への流れるような歌い継ぎ(楽曲はTSUBASA)は、上がりきったテンションを落とす事なく更に高める様な完璧な仕様であり、礼真琴がお辞儀をするまで鳴り響く手拍子は絶頂の極みである!
はい!
という事で、絶賛に次ぐ絶賛では有りましたがw、星組の『JAGUAR BEAT』が堂々の第1位でございます!👏👏👏👏
いや~2位の感想で宝塚ショー作品は芸術性と娯楽性のバランスが大切と言いながらも、この作品は娯楽性全振りなんですけどねw
ただ、ここまで振り切って娯楽性に全振りされれば、観ている方は最高に楽しいという事を証明してくれた作品でもある。
それに、ここまで多くのスターに出番があれば舞台立つ人間にとっても楽しくやり甲斐があるでしょうから、お互いWIN WINですよね!
芸術性と娯楽性のバランスも大事ですが、やはりショーに大切なのは中毒性ですよ!w
植田紳爾御大が、かつてショーで大切なのは観た人が帰り道に口ずさめる様な音楽と語っておりましたが、
この作品の音楽は口ずさむどころか、脳内を延々と廻り巡っていますよ!w
それくらいの中毒性のあるショーが2年に1本くらいはあっても良いんでねぇかい?w
えーと、まぁ…『DeepSea』以外は順当な結果だとは思いますが、殆ど僅差の闘いであった事に違いはありません。
芝居の月組から2本も選出には我ながら驚きましたが、やはり組の安定感が作品にも良い影響をもたらすのだなと、つくづく感じさせられた1年でしたね。
選外ながらも、
花組の『GRAND MIRAGE』の中詰シボネーには特別場面賞をあげたいくらいハマったシーンでしたね。
ラストの、
「ダァーッ!」(猪木っ!?)
「タタン!」(ワンダーウーマンかなw)
「ラッシボネー!パッションダムール!」(腕ぐるぐる🌀)
の一連の流れの中毒性は、
『JAGUAR BEAT』のそれを遥かに凌駕するものがある!w
まぁ、しかしそれ以外は、いつもの銀橋セコセコ&番手以外の出番少ない、ケチなショーなので、やはり選外です!w
という事で如何でしたでしょうか?w
皆様、思い思いの感想はありましょうが、個人的には演者も観客も一緒に盛り上がれる作品こそ生の舞台の至高の楽しみ方だと考えますので、この様な順位になりました!
さぁ、今年も残り少なくなってきましたが、この企画も後は別箱編とスター編を残すのみとなりました。(字数多すぎてしんどい…)
去年に引き続き今年も年末に重大ニュースをぶっ込んでくる妨害に遭ってはおりますがw 、何とか年内にまとめられるように頑張りたいと思います!
それではまた次回お会いしましょう!
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