どうもヤジキタです。
昨日、有愛きいさんの遺族側弁護士が歌劇団との直接顔合わせにおける協議の結果を公表しましたが、
やはり話し合いは平行線を辿ったようですね…。
両者決して譲る気は無いというのは、理解していましたが、
落とし所は全く見えぬままに越年の可能性も出てきましたね…。
12月からの宙組『パガド』が、どうなるのかさえも見通しは立ちませんが、ボールは常に劇団側に留め置かれたままだと思っておりますから、真摯な対応に努めてもらいたいと思います。
時を同じくして、こんなニュースも出ました…。
このニュースに関連する話は、
以前に当ブログでも記事にした元宝塚演出家・上田久美子によるハラスメント告発文春記事でも取り上げられていたんですよね。
文春記事では労基が入ったとは書かれてはいなかったと記憶していますが、
演出助手に対する過重労働と上田氏によるパワハラで休職及び退職事案を引き起こした際に、500万円の解決金と口外無用の和解案を提案し、さらに是正措置として演出助手にもタイムカードを導入した、と書かれていました。
この時は、件の演出助手とは和解したとなっておりますが、実際には労基が入って是正勧告までしていたという事ですよね…。
労基署が入って是正勧告まで受けながら、改善した所は演出助手にもタイムカードをつけさせる様にした事のみ…。
宝塚の演出助手がどういった雇用契約かは分かりませんが、
劇団はこの時の教訓と反省は全く活かす事なく、今回の事件を引き起こしたという事になりますね。
ハラスメントの有無はさて置いても、過重労働の部分では、より劇団側の悪質性が強まったという事ですね。
そして、今回の問題で2度めの労基入りとなった訳ですが、2年で2回目のですよ。
反省のハの字もない企業(歌劇団ではなく阪急)には、もっと強い措置が必要ではないでしょうかね。
界隈でよく語られる話に、
宝塚以外の舞台役者なら端役では安定して月給手取り12万も貰えないのだから、必ずしも待遇は悪いとは言えないのでは?
みたいな話を目にしますけれど、
これも中々に都合のよい話でありすよね。
確かに、お笑い芸人や舞台役者なんて、それなりのポジションにならなければ、まともな給料なんて発生しないのは当たり前ですが、
それでも仕事が無い分時間は多少ありますよね?
だから舞台が無い日には、バイトなり副業もできるし、自らの足を使って顔の売り込む事も出来るでしょうが、タカラジェンヌって、それできるんですかね?
SNS禁止だからYouTubeなどで公に顔を売る事も出来ないし、
そもそもスケジュール自体も常にパンパンに埋まっていて隠れて副業する暇もないのは、
例の報告書を見れば分かる通りでありましょう。
遺族側代理人も語った様に、
雇用契約上はフリーランス扱いですが、
実際には宝塚歌劇団でしか活動は出来ず、かつ公演等に参加する・しないの選択権も実質無く、嫌ならば退団して2度と宝塚歌劇団の舞台には立てなくなるという選択肢しか無いとなれば、
他のフリーランスの芸能人(また、それを目指す人)と同じに語るのは、そもそもの土俵が違うようにも感じますね。
歌劇団側の説明に沿ったとしても月100時間以上の時間外労働(遺族側は200時間以上と主張)があるのに、時間外手当もまともに払っていなかったとなれば、
やはり、やりがい搾取の誹りを受けるのは必然でしょう。
そもそも2年前に是正勧告を受けた時に、ジェンヌの働き方にまで改善する措置を講じようとしたのか、そもそも議題にも上がらなかったのかも気になりますね。
まぁ演出助手に対しても、やったふりな改善しかしていないのだから、当然気にも留めていないのでしょうね…。
最近ではジェンヌ間だけではなく、裏方同士のハラスメントや過重労働の話まで暴露さて始める始末であり、
歌劇団内の、女同士のドロドロの足の引っ張り合いという様な雰囲気から、
阪急HDという日本有数の大企業の異常な会社風土・コンプライアンス意識の欠如にまで繋がるような風さえ吹き始めた様に感じます。
てか、これだけの事をしていれば、
労基に入られるのも1度や2度では無いと思うのですが…
あれですか…行政からの逆忖度もありましたかね…?
今までも不祥事を隠蔽した事はありませんか?
行政含めてコンプライアンス意識の改善をしなければいけない様ですね…
はぁー流石、(表面だけは)美しい国日本ですわ〜…
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