
どうもヤジキタです。
昨日の有愛きいさんのご家族代理弁護士による会見が界隈を大きく揺るがしていますね。
当方は仕事の休憩中に会見を目にして感情に任せて、そのまま記事を書いたため一部言葉足らずな箇所もあったと思われるので、
改めて会見全てを吟味して所見を述べたいと思います。
⇧当該記事です。
まず持って、今回遺族側弁護士として会見に出てきたのは電通過労死事件で遺族側の弁護を担当した過労死問題のプロ・川人博弁護士という事で、
遺族側も生半可な気持ちで会見を開いた訳では無いというのが見て取れますね。
会見の中では訴訟を起こす・起こした、との言及はありませんので、
川人弁護士は今の所はあくまでも代理人として遺族の気持ちを代弁をしているだけでしょうが、話が更に拗れれば直ぐにでも訴訟に切り替えるという意思があるのでしょうね。
遺族側は劇団並びに関係者からの謝罪と補償を求めているとされますが、
どこまでの関係者が、どの様な形で謝罪をするのかの言及はありませんので、この件については、なかなか実現は厳しそうですね…。
パワハラ問題については、
天彩峰里による、いわゆるアイロン事件は実際に起きた事であるが、後に文春報道が出ると劇団によって事実無根とされてしまった。(後に劇団は事実無根の主張を翻し、故意では無く、あくまでも事故であったと変節しています。)
その際には上級生から詰問をされたとの事だが、
文春では当時のトップ・真風涼帆と組長・寿つかさが反論を許さない形で強制的に何も無かったと一件落着に持ち込んだとされ、
そのすぐ後に2番手だった芹香斗亜が呆然とする有愛きいさんに対して「どうしてアンタが泣いているんだ!」と詰め寄ったとされる。
そこから芹香斗亜トップ就任まで間が開くのか、そのまま真風涼帆体制下で継続的にパワハラが行われていたのかは分かりませんが、
芹香斗亜・松風輝・花菱りず・優希しおんの4名によって代わる代わる暴言を受けていたと文春には書いてある。
その中で文春&会見で言及された「マインドが〜」の部分は松風輝の発言であるとされるが、芹香斗亜もインタビューで使用していた事実も存在する。
「嘘つき野郎」との暴言は花菱と優希の発言と文春にはあるが、
代理人弁護士も「マインド〜」「嘘つき野郎」「下級生のミスは全てアンタのせい」との発言は1人では無く複数人による発言と明言している。
この一連の締め上げにアイロン事件の天彩峰里が参加していたかの言及は会見にも文春でも言及は無い事は公平に記しておきます。
個人的には真風涼帆&寿つかさの時代からパワハラが蔓延していたのか、
芹香斗亜&松風輝の代になってからパワハラが始まったのかの言及が文春にも無いため非常に気になるのだが、
真風涼帆はこれより前に星風まどかに対するパワハラ疑惑が取り上げられていた為、
必ずしも芹香斗亜だけの問題とは思えないし、実際にアイロン事件は真風涼帆&寿つかさの時に起きた事であるので2人の責任も追求されて然るべきだと思う。
しかし上記の様に、
激しい暴言が繰り返されたのは芹香斗亜の代なので、やはり上記4人の処分は避けられないものと思う。
天彩峰里に関してはアイロンを押し付けた事が、
文春ではほぼ黒に近い故意とされる一方で、
代理人会見では故意か事故かの明確な言及がなかった上に、上記の通りその後のパワハラ告発では名前が出て来ない点を考えると、
処分に値するか、しないかは判別が付けにくい部分がある。
しかし、このアイロン事件を会見等で事実無根とした事が遺族の憤りの原因になっていると代理人も述べているので、
今後処分対象になるのは間違いないでしょうね…。
そして長時間労働についてだが、
『パガド』で長の期にだった103期は有愛きい・亜音有星・彩妃花の3人しか居なかった上に、亜音有星は前回大劇場公演『カジノ・ロワイヤル』の時点で『パガド』全日程休演が発表されていた為、実質2人しか居なかった。
本来ならば8人程度同期が居てもおかしくはないにも関わらず、劇団や演出家、上級生からのサポートは受ける事は無く、2人で異常なまでの仕事量を担当せざるを得なかったとの事。
また急遽同期2人が『パガド』前に退団した事で有愛きいさんは退団予定を延期したとある。
ここで大きな疑問なんですが、
同期2人が退団したのは1つ前の別箱『エクスカリバー』と『大逆転裁判』ですよね?
『パガド』の集合日付けならいざ知らず、
それより前に103期が実質2人になる事が分かっていたのだから、
劇団ないし宙組裏方はいくらでも負担軽減策を講じることが出来たのに、それをしなかった。
それは何故なのか?
亜音有星の謎の休演しかり、今回の事しかり、組内裏方も含めて103期ないし有愛きいさん個人に制裁を課そうとでもしていたのだろうか?
プロデューサー含めた裏方達は歴代の長の期がどれだけ苦労してきたかを、当のスター達と同じ位知っていたのだろうから、
この異常事態に手を差し伸べる事も出来たのに一切しなかった。
結果的には長時間労働を黙認していた事になるのだから、プロデューサー含めた裏方の責任者達もパワハラを行っていたメンツと同罪ではないのか?
やはり考えれば考える程に、宙組の表裏が一体になって103期ないし有愛きいさん個人に制裁を加えようとしていたとしか思えないのだが…。
そうなれば事態は更にエスカレーションせざるを得ないのではないか。
時間外労働が月に250時間というのは最早正気の沙汰とは思えないのだが、それも今までは脈々と続いてきた慣習なのだろうか…。
あるいは裏方達もまた長時間労働の中に置かれていて103期達の事など顧みる余裕も無かったという事なのだろうか…。
会見では演出家かの適切なサポートが無かったとの事ですが、一部では『パガド』には演出補が居ないと言われているのですが事実でしょうか?
新人公演の担当が誰だったのか資料が無いため分からないのですが、本公演の田渕先生が兼務だったのでしょうか?
だとしたら、それはそれで異常だと思うのですが、どうなんでしょうか?
田渕先生は今回が初めての大劇場公演年2回の演出を担当しており、それに加えて新人公演まで担当となれば、どう考えてもキャパオーバーだと思うのですが…。
以前の記事で言及した上田久美子氏の話では裏方達も長時間労働の過酷な環境で公演準備等に励まなければいけないと告発されておりますから、
長時間労働の問題はジェンヌたちに限った事ではなく、歌劇団全体に蔓延していたのかもしれませんね。
改めて今回の会見を吟味すると、
代理人弁護士が述べるようにパワハラ・長時間労働、様々な要因が絡んだ末の悲劇だったと思わざるを得ませんね…。
苛烈なパワハラもまた長時間労働がもたらした物だとすれば本当の悪は何処に居るのだろうか…。
文春にでてきたOG東小雪の
「ジェンヌは全員被害者であり加害者である」という発言が心に突き刺さるな…。
とはいえ宙組現体制の続行は不可能という考えに変わりはありません。
パワハラは明らかに芹香斗亜や松風輝の所業であり、それはどんな理由があっても容認される事ではありません。
当然関係者を切っただけで済ませればよい問題でもありません。
宙組だけでなく歌劇団全体の労務意識を改革しなければ何年か後には再び同じ様な事が起きてしまうでしょう。
第三者機関による調査でどの様な発表がなされるか?
ボールは歌劇団側に投げられた状態ですから、今後の動きを待ちたいと思います。
それから、もう『パガド』は無理でしょ?
博多座『エクスカリバー』も同様に無理ですよね?
観客にも予定があるのですから中止を出すなら早くして下さい。
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コメント
コメント一覧
朝夏まなとさんの時はいい雰囲気に見えたのに。
そして蓮見さんや七海さんの時もいじめとは縁遠く見えたのに。
もともと宙組は、姿月あさとさんの時もなんか悩まれて退団された感じだったなぁ。
長期に渡りトップ娘1でいたことも宙組の?なところ。人気があったので仕方はないが。
宙組って配属された組子大事にしない組というのは生え抜きが出ないことからもファンには伝わりますが。ずんちゃんはどうなるんだろうか。
今回のいじめやパワハラに加担してないジェンヌさんには気の毒だが、見て見ぬふりだったらキツイだろうな。
当の本人Aのインタビュー記事が載っているのですが…右下
いつも持ち歩いているもの「ヘアアイロン」「絆創膏」
…これ煽ってます?よね?
このタイミングでそれ上げる性根、そして知っていて載せるグラフ編集部も、いやー凄いですね宝塚。
こんな性根の腐った悪質な奴がのうのうと舞台に出てるなんて吐き気がする。
トップにしろ、ひと目見ただけで人相に全部出てますよ。
コメントありがとうございます。
頂いたコメントが多くて非表示のまま気が付きませんで申し訳ございません。
言葉は悪いんですが元々配属の段階で本命は送らないという内部の決定事項があったのではないかと疑わざるを得ませんね。
(やらしい話ですが、ご実家の太さ等も鑑みて)
だからみんなもう一歩にすら立たせてもらえずに諦め退団か諦め組替え(もちろん別格として)が頻発していたのではないかと思います。
ご遺族の特に宙組という言葉は深く刺さるものがありますね…。
コメントありがとうございます。
いつ頃になされたインタビューなのかは分かりませんが、当然アイロン事件よりは後でしょうからね…。
なんかヤケクソでそう答えたのかは分かりませんが、
スカステではブツブツ会話をカットするのに雑誌の方は危機管理が出来ていないというか、事ここに至っても内輪ノリなんですかね…。
編集者が見逃したかも知れませんが、状況を考えれば普通見逃せない人の記事部分ですよね…。