どうもヤジキタです。
雪組の次期別箱発表で彩風咲奈の去就が気になってしょうがない今日このごろですが、
昨日よりタカラヅカ・スカイ・ステージにて、そんな彩風咲奈の代表作『蒼穹の昴』の放送が始まりましたね!
もう見た方、これから見る方、居られるでしょうが、まだ見ていない方は是非とも見てください!!
個人的に、この作品は過去10数年遡った1本物公演の中でも1、2を争う最高傑作だと思っております!
そもそも浅田次郎氏の原作が傑作なのですが、宝塚版では何と言っても音楽が素晴らしいんです!
中華大陸よろしく壮大かつ悠久の調べに乗せた力強い歌詞は思い出すだけでも胸が熱くなりますね!
劇中歌だけでなくフィナーレでも壮厳かつ小気味よいメロディに乗せて繰り広げられる群舞の数々は胸踊る本当に素晴らしい内容なんですよ!
(男役群舞のカチャ様が特にオススメなんですよ!)
もう本当に感動しすぎて、
公演の関連記事を4本も出してしまうくらいでしたw
⇧はキャスト評と言いながら、主に原作との比較に比重を置いて書いた記事ですので、スカイステージで放送を見た方も改めてご覧頂けると、この素晴らしい作品がより面白く感じられると思います!
そして是非とも浅田次郎氏の原作を読んで貰いたいです!
文庫本全4巻と中々に長編だけども、映像を1度見ていれば案外スラスラと読めてしまいますよ。
そして是非、宝塚版では活躍しきれなかった登場人物の動きも把握していただいてから、改めて雪組版をもう1度見ましょう!w
実はラストの大エンディングの描写とかも全然違うのですが、原作の方は宝塚では再現出来ません!w
スミレコード的に絶対NGですw
ただ感動します!
ぜひ直接原作をご覧くださいw
黄金の◯◯が△△で□□なんです!w
ぶっちゃけ宝塚版ですらバットエンド気味の玲玲(朝月希和)のラストを救済する雰囲気もあるので、このラストがあるのと、ないのでは結構心象が変わるかも。
(原作の方がもっとバットエンドなので尚更ね…)
それにしても演出の原田諒氏の実質クビ事件は、公演という事だけを考えると非常に惜しい出来事でした…。
ぶっちゃけこの作品もそうでしょうが、原田氏の作品はロマンスシーンが少なめで女性にはあまり刺さらない物が多かったと思いますが、
男から見ると非常に良くできた作品ばかりだったと思います。
星組の『ベルリンわが愛』や、花組の『メサイヤ』なども個人的には好きでしたが、
女性ファンからはあまり評判は良くなかったですかね…w。
原田氏は個別スターよりも物語性重視で、よく賞取り作家と揶揄されていましたが、
個人的にはこうした演出家が1人くらいは居ても良いと思うんですけどね。
(上田久美子氏くらいバランスを取れれば、なお良かったのだがw)
まぁそれはさて置き、作品自体は非常に素晴らしいので、皆様食わず嫌いせずに1度ごらんくださいませ!
余談ですが、
この作品には続編があるのですがご存知でしたか?
続編というか、この『蒼穹の昴』自体が清朝の大いなる落日のスタート編という位置づけで、その後の清朝崩壊〜満洲国建国・崩壊までを描く超長編シリーズなのですが、
『蒼穹の昴』がお気に召した方は次作の短編『珍妃の井戸』までは是非ともお読み頂けると良いと思います。
この珍妃(ちんぴ)とは、劇中で縣千演じる光緒帝の麗しき妃(配役:音彩唯)の事なんですが、
『蒼穹の昴』ラストの西太后による光緒帝一派へのクーデター(戊戌の変法)から数年後に起きた義和団事件と、それに伴う欧米列強による北京占領の混乱の最中に珍妃は何者かの手によって紫禁城の井戸に突き落とされて殺害されてしまいます。
後に義和団は平定され、欧米列強とも停戦して逃避地から紫禁城に戻った西太后や光緒帝らを中心に誰が珍妃を殺害したのかを、
4人の異国人達が解き明かそうとする物語です。
残念ながらが文秀(彩風咲奈)と玲玲(朝月希和)は出てきませんが、
春児(朝美絢)や西太后(一樹千尋)などのメインキャストもさる事ながら、
光緒帝付きの宦官・蘭琴(聖海由侑)や袁世凱(真那春人)といった脇役たちも引き続き登場するので、暇があれば是非とも読んで欲しい作品です。
その先に関しては基本的に登場人物も大きく入れ替わるので無理に読む必要は無いが、長編次作の『中原の虹』には張作霖とのダブル主人公として春児(朝美絢)の行方不明になっていた兄が登場しますよ。(春児も引続き登場する)
と、このシリーズは『蒼穹の昴』だけに留まらず、清朝末期の黄昏を描き切る超大河ロマン作品なので、興味のある方は秋の夜長に全編お読みになってはいかがでしょうか?
きっと後悔はしないはずですよ!
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コメント
コメント一覧
私、チケットが取れなかったので配信で観ようと思ったのですが、その前に原作を読もうとチャレンジしました。
面白かったですョ〜。
言葉が難しくて、スイスイ読めなかったのですが、スマホで検索しながら、本編4冊と「珍妃の井戸」と全編読み終えました。
配信は、充分楽しめました。前もって読んでないと1回観ただけでは、理解出来なかったかも?
私からも、是非おススメです。
コメントありがとうございます!
私は舞台を観てから読んだので、
登場人物と雪組スターの顔を合致させながら読む事が出来たので入り込み易かったです。
宝塚版を観てから原作を読んで、また舞台を観ても良し!
原作を読んでから宝塚版を観て、また原作を読んでみると今度は更に深く物語に入り込めるかもしれませんね!
本当に傑作ですね!