一禾あお【雪組】 : 宝塚をあれこれ語りたいだけのヤジキタ徒然草

その昔、雪組の『壬生義士伝』
『MUSIC REVOLUTION』東京公演を観劇したとき、先着先行（大人の休日倶楽部だったかな？）で取れた席が20列の15番という中々に微妙な座席だったんですw。

実はこの席、左隣4席分くらいが車椅子用の座席になっているのですが、当日行くと車椅子の観客は居らず4席分がしっかりと空席になっているという残念な光景に。
（車椅子席と言いながら椅子は普通にあるんですよ）

おそらく車椅子の人が居れば座席を取り外すのでしょうが、居ないなら当日券とか出せんのかな？　

それとも単純に集団でのすっぽかしだったのか？

てなことで、実質端なのに端じゃない（端じゃないのに端の？w）席での観劇だったのですが、
この公演のショーではコロナ前という事もあり客席降りがありました。

事前に旧Twitterで有志が作成してくれていた客席降り図を見ると、20列下手の壁際通路には一禾あおが来ることが判明したのですが、当時はまだ彼女の事をほぼ認知していなかったので、真反対だったらご贔屓の彩海せらだったのになぁ…残念！、くらいの気持ちでした。

しかし、そこは移ろいやすい男・ヤジキタなので車椅子の人が居なければ隣は座席も何も無いスッカラカンの状態かも知れないから、ワンチャン真横に来てハイタッチしてもらえるのでは？、なんて期待して劇場に向かったのですが、結果は上記の通りでした…。

思っている以上に4席分って距離があって、寝転がるほど手を伸ばさなければ通路には到底手が届かない距離なので、
これは無理だな…とちょっと凹みましたw。

いざショーの客席降りが始まると、事前の予想通り一禾あおが横の通路まで来ましたが、残念ながら通路脇には誰も座っていない為、一禾くんも振付をこなすだけで手持ち無沙汰そうな感じでした。

私も実質端に居ながらも4席分の空席に阻まれ、何ともしようがなく、一禾くん含め周りのスター達をウロウロと見渡す事しか出来なかったのです。

しかし、そろそろ客席降りも終わろうかというタイミングで、
まさかの一禾くんがダダーっと猛ダッシュで4席分の座席を掻き分けて真横にまで来てハイタッチをしてくれたんですよ！

恐らく右隣の女性が一禾くんに手を振ったのか、ハイタッチの手を差し出したのでしょうね。（なので私はついでですw）

開演前に散々通路には物を置かないでください、と係の人がアナウンスするのだから、普通は通路以外に踏み込んで来ることなど無いと思うのですが、手持ち無沙汰もあってか意を決して座席奥まで突入して来てくれたのでしょうねw

その後、やっちゃった！、みたいな照れ笑いを浮かべながら、ちょっと遅れ気味に舞台上に引き上げていく姿を観て、

「一禾あおって、わんぱくやな〜w」

なんて思いながらも、そのサービス精神に感激してしまいました。

雪組って、そもそも客席降りの時あんまり派手にはサービスしてくれないイメージが強いんですけど（すいません、基準がやり過ぎなくらいの星組なもんでw　奥ゆかしい人が多いんだな雪組はw）、一禾くんのハキハキとした明るい性格が故の大胆な行動だったのでしょうね。

その後、舞台上でもしっかりと認知して観るようになったのですが、
本当によく通る声をしているし、踊って良し、歌って良し、表情の作り方も良し、と舞台役者として素晴らしい素質の持ち主だと改めて思っております。

客席降りも復活したいま、

もう一度一禾あおくんの、あの素敵な笑顔を間近で観れたらないいなぁ

と心の底から思う今日この頃でございます。

こんな記事を出すと、

PV稼ぎに、いま適当に考えたんだろ！
この、人でなしの嘘松め！

とかいう罵声を浴びせられそうなので、前もって証拠出しときますよ⇩