
どうもヤジキタです。
長々と主観で適当な話を延々垂れ流して来ましたが、今回がラストです。
ネガティブな面のみに焦点を当てていますが、当然各トップスター時代はそれぞれ悪い事だけじゃなく、良い事・楽しい事も沢山ありました。
それも踏まえての総評でありますが、あくまでも個人的な意見ですので悪しからず。
- 全ての責任は宙組と宙組生を都合好く弄び続けた劇団の責任である!
長々と書いてきましたが総評です。
確かに暴言LINEグループチャットや深夜に及ぶ説教などが事実であれば、当事者達の責任は重大でありますが、何故これ程までに宙組内に歪んだ上下関係が出来上がってしまったのでしょうか?
ハッキリ言いますが、それは宝塚歌劇団が宙組を長年人事調整組として都合好く使い続け、生え抜きのスターたちを冷遇ないしは、端から捨て駒のような扱いをして、歌劇団内のカーストの底辺に追い込んだからではないでしょうか。
全組平等に扱っていますか?、と聞けば劇団は間違いなく"はい"と答えるでしょう。
しかし、その言葉を信じる人間がどれくらい居るでしょうか?
ここまでの記事はあくまでも個人の主観に基づき書いた物ですが、創設から四半世紀近く経っても未だに生え抜き男役トップスターが誕生しないってやはり異常ですよね?
他の組なら長くても10年に1人は生え抜きトップが誕生するのに、宙組は25年かかってやっと生え抜き2番手が誕生する始末。
おまけに20年かけて誕生した生え抜き娘役トップがまさかの他組に追いやられたあげく、異動先でファンから惜しまれながらも満ち足りた雰囲気で退団しようなんて、皮肉な事を誰が想像できたであろうか。
各々のトップ時代、確かにその都度楽しめてはいたはずだが、振り返れば振り返るほどに容易く歪みが透けて見えるくらい、この組はおかしかったんだよ…。
創設当初は致し方なくても、ここ15年くらい完全に人事調整の為に頭と番手を取っ替え引っ替えして、生え抜きの組子達を添え物程度に扱って来ませんでしたか?
劇団上層部・関係者に限らず各組の各々スター達、それぞれのファンにも問いたいのだが、いままで宙組に対してカースト的な心象を持った事ってありませんか?
「宙組じゃなくて良かった」とか「あの組に行ったらキャリアは終わり」というような気持ちを一瞬でも感じたことはありませんか?
こういう事を書くと、頑張ってる宙組生に失礼じゃありませんか!、などと罵倒されそうですが、傍から見ていて宙組生がこれまで真っ当な評価を受けてきたとは到底思えません。
劇団によって、(意図的かは分かりませんが)劇団内カーストの底辺に追いやられている事を、宙組生がうっすらとでも感じていたとしたら、これ以上辛い事はないでしょう。
人間は往々にして、自らの下に誰かが居ると安心できる、と言いますよね。(心理学上何と言うかは知りませんが)
今回の文春に告発された宙組の闇を見ると、劇団内カーストの底辺に置かれた宙組生が、その中で安心を得るために、更に組内にカーストを作り上げたという構図に見えて仕方がありません。
新公の立ち位置差配などは、まさしくカーストの順列を決めるための儀式そのものであり、それを特定の人間に押し付けることは、魔女裁判をしたいが魔女が見つからないのでお前が魔女になれ、嫌なら代わりの魔女を見つけろと言うが如き理不尽極まりない所業である。
しかし一方で、努力しても宙組に配属されていることで、その成果を得られないと感じたらモチベーションは下がり、心は荒んでいくばかりだったのでは、と想像もしてしまいます。
そのストレスを理不尽な暴言や説教で発散させていたとなれば、その原因の根本を作ったのは誰でしょうか?
やはり劇団に1番の責任があると言わざるを得ません!
恐らく宙組は昨日、今日壊れたのでは無いと思います。
しばらく前から徐々に壊れ始めていたのに、真綿で首を絞められるように、誰も自分たちのおかしさに気が付けなかったのかもしれません…。
長年に渡る劇団の都合による酷使によって、身体にはヒビが入り、根は腐り、足元はぐらつき、そして今まさに宙組は崩れ落ちそうになっています。
最初の文春報道は、そんな崩れゆく宙組からのSOSだったかもしれないのに、劇団はそれを事実無根と無視して放置した事で、有愛きいさんの命を結果的に奪う事になってしまったのではないでしょうか。
本当に文春への告発が最初だったのでしょうか?
そもそも、それ以前からSOSが本当に無かったのか?
こうなる前に止める術が本当に無かったのか、関係者は胸に手を当てて考えてもらいたいです。
いまファンの間では今後宙組をどうすべきかの意見が活発に発信されています。
はっきり言います!
私は宙組解体には反対です!
長年に渡って都合好く劇団に弄ばれた挙げ句に、劇団への責任追及回避の為の捨て駒にされてしまっては、宙組とは本当に劇団にとって都合の良いだけの組になってしまうからです。
いまこそ劇団は宙組を長年に渡り縛り続けた都合の良い組という呪縛から解放して、真に対等な5組体制を新構築せねばならぬと思います。
それが今まで宙組という悲しき怪物に魂を貪られてきた人々への罪滅ぼしになると信じます。
とはいえ、今まで通り全く同じとはいかないでしょうね…。
解体はせずとも解体的出直しは必須であります。
芹香斗亜の処遇、組長・副組長の処遇、問題の当事者の処遇、組Pと呼ばれる裏方の処遇、劇団上層部の処遇、決断しないといけない事は山のようにあります。
(今いる人達だけの責任でもありません)
しかし、今でも宙組には夢と希望を胸に秘めた若いタカラジェンヌ達が大勢居るのですから、彼女たちを新たな犠牲者にしない為にも、宙組と共に宝塚歌劇団自身が生まれ変わる必要が絶対的に不可欠であります!
劇団が記者会見を行い、今後宙組生に対してもヒアリングを行う事を決めたようです。
他組生徒に対しては状況次第との事ですが、劇団上層部や裏方はどうなんでしょうね?
まさか現場のタカラジェンヌだけに責任を押し付ける様な事は無いと信じたいですが…。
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コメント
コメント一覧
週刊誌の報道がすべて真実であるとはとても思えませんが(単純な事実の誤りも多いのでその程度のごとも多いのかと)、一面の真実はあると思わざるを得ず、お書きになっている長年の宙組の歪みというのは問題の根っことして説得力があり納得してしまいます。
そもそも前トップが自分から下級生を誘うことはまずないと自分で言っていたのを映像で見た時に、あれ?と違和感を感じたのでした。同期や上級生とは仲が良さそうに見えるのに、下を誘わないというのは上の立場としてどうなのだろう?会社でそう公言している上司がいたら微妙な気持ちになるな、と例の報道などと併せて不安を感じたものです。
前組長と併せて、こうなるとうまく逃げ切ったとすら言いたくなってしまいます。
宙組を中心に別箱もかかさず遠征もして観劇しておりましたので個人の贔屓目は入ってしまいますが、それでも安易に宙組を潰して終わりにするのではなく、ちゃんと根幹からテコ入れをして正常な5組制度がこのような悲劇を招かないよう機能することを願っております。
倒壊する宙組1~4、興味深く拝読しました。
そうそう、そうだったと頷くこと頻りです。
私の認識の中の宙組は、東宝劇場通年公演のために植田紳爾がぶち上げたイケイケどんどん政策の中の施策ということでした。(あくまで私の勝手な印象ですが)嫌がる姿月を無理やり引っ張り出してトップに据え、新しい若い組を打ち出したが4作で退団された。そして、それ以降、無敵の花總まり時代が延々と続き……
実はこの頃、私は某宙組生にしきりに愚痴を聞かされていました。
「宙組はおかしい」
この頃からおかしかったんです。一言では言い表せないくらいおかしかったようです。
そして、「おかしい」と自覚していた人達はどんどん去り、いよいよ宙組生え抜きの組長が生まれる時代となった。もう「おかしい」という自覚は無いんだと思います。だってもう20年越しの日常なんですから。
そして、その間、劇団は96期問題で「何があろうとワシは絶対に謝らへんで」という唯我独尊体制を露呈しました。
何がおかしいのか分からへん組子、絶対に謝りたくない劇団。そして、第三者委員会。
一体、どんな結論を導き出すんでしょう。正直に語れるのかな。
私が劇団に望むことは唯一つです。
これ以上失望させないでくれ。恥ずかしいから。
宝塚語じゃなくて、人間として納得できる言葉を発してくれ。
ということです。
コメントありがとうございます。
あまり個別の名前を出したくはないのですが、事ここに至って寿つかさ氏が辞めた経緯が非常に気になり始めましたね。
初めは劇団によって詰め腹を切らされたのかと思っていましたが、長年の組長としての管理責任を放棄してぶん投げた様にも思えてきました。
退団が自分意思だったのか、劇団意思だったのか、で歪みの見え方が相当変わってくると思いますが、それももう闇の中ですね…。
ヒアリングには寿つかさ氏などのOGも是非含めて貰いたいですね。
コメントありがとうございます。
私は姿月あさと・和央ようか時代は、直に観ていませんので下手なコメントはできませんが、直近の組長交代は間違いなく悪手だったと思いますね。
ずっと同じ空間に居続けた人から同様の人へ交代しても、余程の人格者か、おかしいくらいの革命家でなければ基本的には何も変わらないですよね。
あの時が間違いなくラストチャンスだったと思いますが、劇団は考えうる全ての、違う未来を選択するチャンスをスルーし続けてしまいましたね…。(むしろ選ばなかっという方が正しいか…)
木場理事長の公演再開ありきの発言を聞くと、あまり期待はできないかもしれませんね…。
真風っチの嫁2が、全力で真風を庇っていたのがよくわからない。
嘘は無さそうだったし、真風も彼女には優しく接していたのだろうけど、
あの擁護も今となっては、劇団上層部と同じで真実を蓋してしまった。
見て見ぬふり、注意出来ない組かぁ〜。
例のキキちゃんが千穐楽まで、視線合わせなかった件も、
噂が拡まった時点で、他組なら厳重注意されていたはず。
いや プロならしないわね。
皆が気づかない内に、侵蝕されていったのかもね。
コメントありがとうございます。
流石に2人目にも同じ事をしたら、誰もついて来なくなるでしょうから多少はね…。
道化を演じさせられていたのか、本当に知らなかっただけなのかは分かりませんが、こうした事態にまでエスカレーションしてしまうと、あの一連のやり取りも空々しい物に感じてしまいますよね。
私は当時ブログでそんな事しないで、粛々と無視しろと書いたんですけどね…。(コメントでファンに必要です!ってキレられましたけどw)
カプリチョーザの件はお互いに元星組同士というのが、また何とも言えませんがね…。
あれもまた外様同士の争いに過ぎなかったのかも知れませんが、あそこまで徹底していたなら、むしろ演出だと思うんですけどね。(藤井大介が遊びすぎたのか?)
もう誰が悪いとかじゃなくて、全員おかしかったと言われたほうが気持ちも楽な気がします。
今日までの宙組の分析を興味深く頷きながら拝読しました。
発足当時から観劇していますが花總まりのトップは長きにわたりました。雪でもトップでしたし。
陰では実家が資産家だからとか、又その容姿と実力が申し分ないだけに仕方ないとの雰囲気もありましたが。和央ようかの邪魔になる2番手を雪に追いやったとも、そんな権限あるんですかね。
大和悠河時代は相手役に星から陽月華が移動、があまりの歌のまずさに宙組の歌える娘役が次々に辞めていきました。
朝夏まなと時代にSさんが何の理由か雪に移動した頃同じ宙組の99期生が干されてると言われてました。副組長のSさんが専科移動になり出番もなく退団とは知りませんでした。
真風涼帆には下が詰まってるのにあまり組の将来や下級生の事は考えないんだなと不信感がありました。
相手役にハラスメントすれば下級生はトップの背中を見て育ちますからそういうことに抵抗もなくなるでしょう。
第三者委員会では組子が忖度なく上からの口裏合わせの圧など受けずに見たままを発言してくれますようにと願います。
コメントありがとうございます。
当時を直接は知らないので深くは語れませんが、ストイックで面倒見の良い水さんが和央ようかの後任だったら、こんなに歪んだ組にならずに済んだのではと思ってしまいますね。
他の組でも多かれ少なかれ似たようなことはあるかもしれませんし、トップ人事は全体を見て行われるものですけど、それにしても宙組には和央ようか以降本命らしい本命が送り込まれて来なかったのは確かだと思います。
そんな中でも真風涼帆は本命だったと思うのですが、遅きに失したのか、人徳が無かったのかは分かりませんが、久しぶりの長期トップだっただけに残念ですね。