どうもヤジキタです。
昨日、花組公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE』を観劇してきました!
ぶっちゃけ古い映画原作と(古すぎるw)、最近もっぱら過去の切り貼りばかりの岡田ロマンチックレビューという事で、そこまで期待はしていなかったのですがw、そんな予想に反して非常に面白い公演でした!
公演の感想も直ぐにでも書きたい所ではありますが、先日の記事の続きを書かねば怒られてしまいそうなのでw、前回の柚香光と芹香斗亜の話の続きをお送りしたいと思います!
前回記事はコチラでござい⇩
「柚香光と芹香斗亜って、どっちの方がが良いタイミングでトップになったんだろうね?」
⇧こんな疑問から前回の記事を書かせて頂きましたが、
柚香光が花組トップに決まった時には、前任の花組2番手だった芹香斗亜があまりに不憫でならないと思った方も多いのではないでしょうか?
私も、既に花組で2年近く2番手を務めた芹香斗亜を宙組に追いやってまで柚香光を急いでトップにしなければいけないんですかね?、と思った一人でございました。
その後宙組に異動後約6年近くも2番手でステイされ、2期下の95期・柚香光や礼真琴はおろか、月城かなとにまで先を越されてしまうとは何たる仕打ちであろうかと劇団に対して、ふんまん遣る方無い思いも抱いたものです。
しかし、最近になって改めて柚香光と芹香斗亜のここまでの軌跡を辿ってみると、確かに花組から宙組に押し出された挙げ句、2番手を計8年やらされたのはは長過ぎたけれど必ずしも不幸だったとは言えないんじゃね?、と感じるようになりました。
前回の記事で触れたように、柚香光がトップになったのは2019年の11月でした。
その頃、2017年に花組から押し出された芹香斗亜は宙組にてやっと2度目の東上公演『群盗』を主演した所で、
2番手昇格後即2回の主演(東上&全ツ)をした柚香光(3番手時代の『はいからさんが通る』を入れれば東上&全ツ3回)とは明らかに差をつけられるようなスピード感でした。
しかし、2020年がスタートすると同時に新型コロナが爆発的蔓延をすると、柚香光お披露目公演『はいからさんが通る』は開幕前に全公演中止に。
リスタートを図ったリスケ公演も組内クラスターにて散々な結果に。
その後も続く花組のゴタゴタは前回の記事の通りです。
この間の芹香斗亜はというと、真風涼帆の下で2番手に励み、もちろん宙組も幾度かコロナによる公演の一部中止などがありましたが、花組のそれに比べれば軽微な影響程度であり、まして2番手だった芹香斗亜には必ずしも大きな責任が伸し掛かることも無いまま、無事にコロナ禍をやり過ごすことができたのではないでしょうか。
3度目の東上主演『プロミセス・プロミセス』はコロナ禍にあって、全組でも数少ない中止が一切無かった公演でしたしね。
人事的にも、トップ就任後即VISAガールの永久輝せあを下に送り込まれた柚香光とは違い、同期の愛月ひかるを専科に追いやった事以外は大きな障壁も無いままに2番手として過ごすことができました。
永久輝せあが花組に来たのはコロナ前の19年12月の段階ですから、コロナを受けての緊急措置ではなく、計画的に2024年の110周年に合わせて花組に送り込まれたのでしょう。
てことは、即ち初めから柚香光が110周年のイベントに立ち会う予定は無かったと見ることもできます。
イレギュラーな約半年のコロナリスケが無ければ110周年記念公演『アルカンシェル』にすら出ることは無かったかもしれません。
(『アルカンシェル』自体は2023年に公演されて、柚香光も23年中に退団の予定だったかも知れませんね)
それに対して芹香斗亜は確かに宙組で延々と2番手で雌伏の時を過ごしたが、結果的には(いや、計画的か?)宙組トップスターとして110周年に立ち会うことが叶い、様々な記念イベントにも参加することが出来ることでしょう。
もしも、柚香光が芹香斗亜を押し出してまで早期にトップになったことも、芹香斗亜がその後長々と2番手をさせられたことも、全ては宝塚110周年から逆算された計画の内だとしたら、
必ずしも柚香光は恵まれ、芹香斗亜は蔑ろにされたとは言えないのではないでしょうか?
もちろん柚香光も新型コロナ騒動が無ければ110周年に立ち会えなくても順風満帆なトップ期間だったかもしれません。
そして、ここまで待たされた芹香斗亜が柚香光と同じく大劇公演7作の中期任期を務められるのかも分かりません。
しかし、偶然と必然が織り交ぜあった2人のスターの運命の軌跡は、宝塚で描かれるどんな演目よりもユーモアと波乱に満ちた、まさしく「事実は小説よりも奇なり」な物語であると評さざるを得ません。
この2人のトップスターが舞台上で共演することは残念ながらもうありません。
柚香光が最後に出演するタカラヅカスペシャル.23には、芹香斗亜率いる宙組は出演しないからです。
これもまた偶然なのか、あるいは必然なのかは、もはや我々には推し量れない運命の賜物なのかもしれませんね。
駄文長々失礼いたしました。
それでは皆さま劇場でお会いしましょう!
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コメント
コメント一覧
文春砲という不運はありましたが。
コメントありがとうございます!
まぁ宙組も少なからずコロナにやられていますが、芹香斗亜主演作に限れば、ほぼ無風でしたね。
文春も芹香斗亜にはダメージがほぼ無い内容でしたねw