どうもヤジキタです。
昨日、東京宝塚劇場で雪組の『ライラックの夢路』&『ジュエル・ド・パリ』を観劇してまいりました!
雪組は2月のKAAT神奈川『海辺のストルーエンセ』(主演:朝美絢)以来の観劇かつ、新トップコンビは完全初見ということで非常に楽しみにしておりました!
(すまん! 御園座は遠すぎる&交通費掛かりすぎなんや!w)
今回は友の会で当たった16列18番という、近年稀に見る微妙席(先着じゃなくて2次だよ!ステイタス・プラチナのw)での観劇でしたが、
実はパルシステム貸切公演でSS席が見事当たりましたので(詳しい席は不明)、その下見も兼ねての観劇でございました!
「う〜ん…芝居もショーも微妙じゃね…」
っと言わざるを得ない内容でした。
お芝居は謝珠栄先生が2022年月組・鳳月杏主演『エルピディイオ』以来、
更に大劇場作品としては2020年星組の礼真琴お披露目公演『眩耀の谷』以来の登板ですね。
振付までご自身でなされる珍しい演出家(振付家?)先生ですが、正直ストーリーはそこまで…な作品が多いと個人的には思っております。(眩耀は結構好きでしたよw)
メッセージ性の強い作風なので正直大人数の大劇場でやるよりも小劇場で少数精鋭でやる方が合っているようにも感じますね。
まぁそれでも元宝塚の男役だった事もあり、歌・ダンス・群舞・銀橋など諸々の見せ方&バランスはとても良いと思います。(後はストーリーですかねw)
余りネタバレはしませんが、
今作は近世における女性の地位や虐げられる人々にスポットを当てる作品なんですが、如何せん大きなメッセージに対して描かれる世界がだいぶ狭いんですよね今回は。
『眩耀の谷』は壮大な中華の歴史の一欠片ながらも人間の生への渇望や、生きる意味を問う作品でしたが、
今回はヨーロッパ及びプロイセンにおける近代化の過程における上記のテーマを問うという、
一見すると大きな世界で大きなテーマに見えるんですが、実際はドライゼン家周辺と鉄道建設という非常に狭い世界だけで物語が進んでいきます。
最後まで観た時に伝えたいメッセージはふんわり理解できたが、物語自体は中途半端に終わるし、ロマンスもなんだか大エンド感は無いしで、
色々やりたかったけど時間が足りませんでした!
、感が非常に強かったです。
シーン的に無駄なシーンは無かったと思いますので、やはり大劇場の1時間半では時間が足りなかったという印象を持たざるを得ませんね。
テーマなんて特に無く中身も大して無くてもご贔屓が歌って踊ってる姿をふんだんに観られる作品が良いか、
出来るだけ無駄を省いてメッセージ性を強く出すがご贔屓はあまり動かない作品が良いのか、
ファンにとってどちらが良いかというのは宝塚作品における永遠の課題ですよね。
まぁちょっと厳し目の感想になってはしまいましたが、個人的には嫌いな話ではありませんでした。(微妙ではあるけどw)
ただ内容的にしっかり会話の中身を聴く&脳内補完をしないと途中から話がちんぷんかんぷんになるので絶対にウトウトしないでくださいw
なかなか原作無しで1からオリジナル作品を創るのは大変な労力ですから、今後も是非完全オリジナル作品を作り続けてもらいたいですね。
次回は宝塚のエースショー演出家・藤井大介先生の期待(してたw)の『ジュエル・ド・パリ』の感想です!
駄文長々失礼いたしました。
それでは皆さま劇場でお会いしましょう!
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