どうものヤジキタです!

早いものでもう2022年も終わりを迎えようとしていますね!

今年の4月にブログを初めて、途中3ヶ月くらい更新が止まってしまいましたが(腕が折れたんや!w)

折角こうしたブログを持っているので、年の瀬企画としてこの1年の宝塚の各公演をサクッと振り返りたいと思います。

全公演観劇したわけではないので、語れる事、語れない事ありますが公演内容の雑感等々を各組ごとに語っていきたいと思います。

手始めに2022年のお正月公演を担った月組から始めたいと思います。






「今夜、ロマンス劇場で」「FULL SWING!」


まずもってこの作品ですが、ヤジキタまさかのTAKARAZUKAスカイステージ東京貸切公演に当選するという幸運に恵まれた公演でした!

しかし! この貸切公演、公演当日の1ヶ月前くらいになってやっと当落が分かるのですがまさかの日時が2次抽選で当たった昼公演の前の日の夜の公演と、まさかの2日連続で観劇する羽目にw

茨城から高速バスで劇場に通うヤジキタにとっては2日で往復計4回もバスに乗るのは流石にしんどいので(往復4時間✕2だよw)、1日目に夜公演を追加して宝町のアパホテルに宿泊した上で2日間で3回も観劇してしまいましたw。(あの頃は1泊5000円以内で泊まれたからね~唯一コロナの良かった所ですわ)

正直観るまではあまり期待はしていなかったんです。

まず邦画を観ることが殆どない上に、ラブロマンス作品など興味すら無い人間なので(宝塚は思いっ切りラブロマンスですけどねw)、原作も観たことありませんでした。(坂口健太郎が好きなのでw存在自体は知っていました。)

ショーはショーとて三木先生の超久しぶりの大劇担当という事でしたが、あまり音楽性が合わないせいか昔から苦手な部類でした。

しかし、いざ観劇してみるとなかなかに両作品とも面白いじゃないですかい!

ロマンス劇場感想はこちらで語っていますので是非⇩



「FULL SWING!」の方も当初の期待値を大きく上回る出来で、なにより作曲の吉田優子先生のメインテーマが良く出来ていましたよね。

吉田優子先生の作品集の中にある新録版のFULL SWING!もおすすめです!



ただこの公演で気になったのは、やはりパレードの階段降りですよね。

まさかのエトワール無しという狂言wをわざわざスポーツ新聞に語らせて、風間柚乃を先頭に持って来ましたが、あれはどう見てもエトワールでしたよw。

理由は未だにハッキリとはしないものの、風間柚乃と暁千星の番手をボカしたいというよりも、当時愛月ひかる退団後に番手が確定しなかった組替先の瀬央ゆりあに配慮する形で変則的な言い回しを使ったのかな~なんて思いました。

どう見てもエトワールなのにエトじゃないと暁千星に配慮しつつ、エトっぽく見せることで暁千星はふんわり3番手なので羽根はあげませんよ、っと「モアー・ダンディズム」で羽根を貰えなかった瀬央ゆりあにも配慮する。

苦心の末の事ではあろうが、やはり狂言であったと言わざるを得ない。




「Rain on Neptune」 「ブエノスアイレスの風」


5月に舞浜アンフィシアターと青年館&ドラマシティで公演された外箱公演です。

こちらもそれぞれ感想を当時記していますので細かい感想はこちらで⇩






雑感としては公演評でも語っていますが、月城かなとが年々ダンスが厳しくなってきた雰囲気ですかね。

元々ダンサーでは無いが、「夢現無双」の休演以降特に顕著になった省エネダンス感はこの公演でも垣間見えて、ダンスコンでも無ければ歌コンでも無い、芝居コンという苦肉の策感が強かった印象。

そもそも歌うまさんが少ない月組に完全コンサートは厳しかったのかもしれないが、やや中途半端な出来であったかな(芝居部分の内容は良かったですけどね)


変わって「ブエノスアイレスの風」の方は今までの暁千星のイメージを吹き飛ばすほどよく出来ていて、組替え前に脱・可愛いありちゃんを成し遂げた傑作。

正直、紫吹淳や柚希礼音といった男らしい男役が演じてきた作品を暁千星にこなせるのだろうかと心配でしたが、そんな話はなんのその。

バックリと胸元まで開いたシャツとスーツを着こなして歌い踊り演じる姿は、観ているものに学年首席の実力を思い出させるには十分すぎる程の出来栄えでした。

この公演からヤジキタNo.1ご贔屓の彩海せらが雪組から合流しましたが、1月の「Sweet Little Rock 'n' Roll」で組替えした為に約4ヶ月近く姿を見れずにモヤモヤしていたのですがw、この公演で
生き生きと得意の芝居を演じる所を見れてホッとしました。

ショーは未だに観れてませんがw(来年の「Deep Sea」待ちですわw)

1年以上ご贔屓のショーが観れないのはなかなかに辛いよ~w



「グレートギャツビー」


7月~10月に公演された大劇場作品。

やはり月城かなとには前述した通り、ダンス無しのほぼストレートプレイ作品が充てがわれた印象。

とはいえ、このほぼストレートプレイの渋い本作を見事に演じられる人は、現トップ陣の中では月城かなとだけであろう。

彩海せらが2幕始めにガッツリ組替ご祝儀シーンを貰ったもののパレードの階段降りではライバルになるであろう礼華はるが後から降りる結果に。

この公演で2回めの新公主演を果たした彩海せらが、次の「応天の門」「
Deep Sea」で礼華はると並ぶのか否かがとっても気になりますね。


さらに公演中に気になったのが英真なおきさんと英かおとくんなんです。

まず英真さんですが、昨年8月からの「CITY HUNTER」を休演してから約1年ぶりのお出ましでした。

最後の最後しか出番がなかった上に、そもそも英真さんが出演することも失念していたのですが、出てきたお姿が
あまりにも痩せ細っていて始め誰だか分かりませんでした。

英真さんといえば「ロミオとジュリエット」のロレンス神父のややふくよかなお顔のイメージが浮かぶと思いますが、余りにもこの姿とかけ離れたやつれたお顔に、相当な大病をなされたのかと心配になっちゃいました。

そして英かおとくんですが、こちらもちょっとふくよかな少年系のイメージがあったのですが、舞台に出てきた時に真っ先に思ったのが、

「うーちゃんの太ももどこいった!?」

でしたw

衣装のせいかもしれませんが太ももがふくらはぎと同じくらいの太さしか無くて、陸上の長距離ランナーみたいになっていてビックリしました。

顔も痩せてシュッとして今までの少年感が消えてアダルトな雰囲気が出てはいたんですがね。

まあ群舞では元気そうに踊っていたので心配無いと思いますが、英真さん共々末永く舞台に立つためにも健康にはお気をつけてくださいませ。



「ブラックジャック」「FULL SWING!」「ELPIDIO」


11月~12月に行われた全国ツアーとKAAT神奈川&ドラマシティ公演。

またも作中ダンス無し作品の「ブラックジャック」ですが、安寿ミラが初演をしたのが約30年前ともあって、やはり古臭い作品というイメージ通りの内容。

盛り上がる場面も少なく淡々と時間が経過していく。

辛口評価になってしまうが、宝塚でも屈指の名曲「かわらぬ思い」だけが唯一の見どころだったという印象。

そんな中でも目立っていたのが107期の一輝翔琉(いちき かける)くん。

ブラックジャックの影(若き日の姿?)として何度も登場し、セリフこそ無いものの全ツ3番手の礼華はると同じ位の出演量だったように思う。

余りにも目立っていたので幕間中に名前を調べたら、2022年の初詣ポスターを務めていたんですね。

歴代初詣ポスターメンバーといえば娘役は殆どが後にトップとなっていますが、男役の方は半々といったところでしょうか。

月組も102期の彩海せら以下となると今のところ103期の瑠皇りあ位しか目立つ存在が居ないので、
今後上がってくるのは確実でしょうね。

「FULL SWING!」では万能型ジェンヌ鳳月杏と宝塚屈指のショースター暁千星が抜けたことで場面を持たせられるか心配でしたが、2人の抜けた所を礼華はるがしっかりと埋めていた印象。

礼華はる自身にショースターというイメージは無いが、背が高く、手足が長いので非常にセンター映えする。

出番も多く完全に全ツ3番手と言える存在に。

座った席(サイド)の正面に丁度一輝翔琉くんが居たのでチラチラ観ていたが、ショーの姿もなかなかにオーラが出ていたし、化粧も完成されていたので今後への期待はますます深まるばかりでございます。

大劇場公演で著作権に引っかかったシーンが変更されたので大丈夫だとは思うが、早く円盤を出して貰いたい。(ロマンス劇場の時は東京千秋楽から3ヶ月後でしたからね・・・)



変わって「ELPIDIO」ですが、こちらも「ブラックジャック」同様中身はあって無いような作品w

しかし、カメレオンジェンヌ鳳月杏や月組・専科の芝居巧者たちが織り成す丁々発止なやり取りは観ていて、流石は芝居の月組だなと感嘆させられましたし、鳳月杏を中心に非常に良い雰囲気で皆が舞台に立っているのが観ている方にも感じられる。

この学年になっても同期と舞台に立てる鳳月杏は環境に恵まれていますね。

次回大劇公演「応天の門」で千海華蘭が退団してしまうので、鳳月杏とのアドリブ芝居が観られなくなってしまうのは非常に寂しい。

2番手を務めた彩海せらだが芝居巧者の鳳月杏にしっかりとついて行けていた辺り、やはり月組に来て良かったのかもしれない。

全ツの3番手と別箱の2番手どちらがポジションが上なのかは判断がつき難いが、しばらくは礼華はると彩海せらの鍔迫り合いが続くのかな。




まとめ


月城かなとの本拠地お披露目公演で始まった月組ですが、ショースター暁千星が組替えしたことで組のバランスがより芝居にシフトした印象の2022年でした。

前任の珠城りょう時代もショーの印象が薄いが、月城かなとも似たように2本立てと1本物を交互にやるのだろうか?

珠城りょうの場合はダンスより歌が苦手だったので、歌唱力のある月城かなとならまだ何とかできるかな?

他組に比べて案外静かに過ぎていった1年だったと思うし、来年前半までは何となく凪な印象ではあるが後半は様々な波乱も予想され、嵐の前の静けさの様な雰囲気もある。

中でも懸案は鳳月杏と海乃美月の去就である。

各組で2番手退団やそれに近い事が起きている中で鳳月杏がどうなるのか?

海乃同様高学年でトップになった雪組の朝月希和が3作で退団する中で、海乃美月が何作トップを務めるかなどなど。

また光月るう組長等ベテラン勢らの退団が発表されて管理職人事も流動的になり、白雪さち花の昇格はともかくとして副組長はどうなるんですかね?

順番的には96期の春海ゆうだとは思うんですが、その下となると96期夢奈瑠音(新公主演者)、97期蓮つかさ(新公主演者)、97期佳城葵となるので色々と揉めそうな雰囲気。

紫門ゆりやと輝月ゆうまの専科異動もこの件に絡んでいそうですよね。(そういえば同時期の宙組も管理職人事が動いたから凛城きらも専科に異動したのかな?)

今まで新公主演者で管理職についたのは雪組の未来優希さんだけですし、未来さんもあまり長くは居なかった様に記憶してます。

春海ゆうが受ければ丸く収まるが、佳城葵になったら夢奈・蓮の動向も気になる所であろう。

やはり人事的に今年があまりにも凪な1年だったが故に来年は「応天の門」の退団者の件も含め非常に時化の1年になりそうな予感ですね。


自分でも意外なことに月組に関しては今年全ての公演を見ることが出来ていました!

最初に言っておきますがすべての公演を観れたのは月組だけですw

来年には風間柚乃の東上公演があるのか? 

はたまた礼華はるor彩海せらのバウホール主演があるのか?

来年も月組から目が離せませんね。

月城かなとには結構厳し目な意見を出してはいますが、組の安定感という点ではかなり評価しているんですよ。

前任時代はなんだかみんな珠城りょうに気を使ってる感じで余所余所しい雰囲気がありましたが、月城かなとの時代になってからみんな生き生きと舞台に立っている様に思えます。

これもひとえに月城かなとの包容力の賜物だと思うので、是非とも来年以降も安定した組運営をお願いしたいと思います。



駄文長々失礼いたしました。

それでは皆さま劇場でお会いしましょう!







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