どうもヤジキタです!
また更新が2ヶ月後じゃなくて良かった〜w
てな事で、前回記事の続きでございます。↓
キャスト評だけでも良いんですが、
どうせなら原作との違いなどにも触れながら思う存分語りたいと思います。
メインキャスト編
- 彩風咲奈(梁文秀:リヤン・ウェンシウ)
とにかくビジュアルは咲ちゃん史上1番良いかも!
ヤジキタは歌って踊って演じられる彩風咲奈が結構好きなんですが、唯一気になるのが毎公演ごとの髪型なんですw
まぁ個人の好みもあるのですが、似合う髪型、似合わない髪型の落差が大き過ぎるんですよねw
ヤジキタ的にはロングヘアよりもショートヘア、パーマ系よりもストレート系の髪型が似合うと思っているのですが、皆様いかがでしょうか?
そもそも普段の短髪が1番しっくりきますし、ハリウッドゴシップの七三分け位が1番似合っていた思うのですが、ショーとかで時よりトンデモなくモシャモシャパーマwみたいな髪型で出てくると、似合わへん!と思っちゃうんですよね。
なので今回の黒髪・ストレート・短髪の髪型はヤジキタ的にド・ストライクでございますw
今作は演技もかなり気合が入っているようで、ラストの領事館での春児(朝美)との場面では毎回涙を流しながら演じていますし、前回見たときには1幕終了前の春児(朝美)の演舞終わりの再会シーンでも泣いてましたね(TOT)
恐らくは彩風咲奈の代表作になるであろう今作にかなり強い思い入れを持って挑んでいる姿は観ている者にもしっかりと伝わってきていますよ。
そんな彩風咲奈が演じる梁文秀ですが原作とはやや設定が違います。
まずもって既婚者です!
もちろん相手は玲玲(朝月希和)ではありません。
楊喜楨(夏美よう)の娘と結婚し、子供もいます。
しかし結末は宝塚版と一緒で守旧派のクーデターの中で妻子を失い、同じく婚約者の譚嗣同(諏訪さき)を失った玲玲(朝月)と共に日本に亡命しその後結ばれます。
春児(朝美)との小話ですが、上記でも触れた演舞後の再会シーンですが、2人で昴の星を見上げた時から約10年近くに渡って2人は会話を交わすことなく日々を過ごしていきます。
そもそも進士ら官僚と太監(タイチェン=宦官)が交友を持つことは政治腐敗を生むとしてご法度とされているので目を合わせることすら憚られたわけです。
宝塚版ではその後すぐに楊喜禎(夏美)の暗殺シーンに移っていきますが、実際は10年近く経っているんですw
意外と原作での出番はあまり多くなく物語の最初と最後に出てくる感じです。
細かいエピソードも本来の主人公・春児(朝美)の方が多いのですが、さすがに宝塚のトップスターが宦官を演じるわけにはいかなかったのでしょうね。
- 朝月希和(玲玲:レイレイ)
前回記事でも触れましたのでサクッとですが、やはり出番が少ない。
ヒロインと呼べるようなシーンもほぼ無く、なんとか1幕にワンシーン歌をつけたがそれでも2幕も出番がほぼ無い。
それもそのはずで原作での扱いは、密かに梁文秀(彩風)に恋心を抱きながらも、身分違いだからと、下女として梁の妻子の世話をする存在。
そして譚嗣同(諏訪さき)と色々あって婚約するも梁への思いを捨てきれないままクーデターで譚を失い、思いがけぬ形で梁と結ばれる。
ヤジキタがいつも朝月希和を評するときに使う、影のある女性が似合うとの文言に見事に合致するのですが、いかんせん宝塚版ではすみれコードギリギリアウトな表現&王道ヒロイン感の無さからか、梁の妻子ごと個別エピソードはカットされてしまったので、ますます存在感が薄くなってしまったのです。
そもそも原作は宦官の春児(朝美)が主人公なので正統ヒロインなるものが存在しないんですよね。
梁文秀(彩風)が主人公になるとどうしても春児(朝美)との関係性の方が強調されがちなので、娘トップにとっては辛い演目だったかもしれませんね。 -
朝美絢(李春雲:リ・チュンユン 春児:チュンル)
まずもって朝美絢って声が高いよね。
どうしても声が高い&アイドル顔が相まって、クラシカルな男役像を描きにくい朝美絢にとっては終始少年感を出し続ける宦官の春児は非常にしっくり来る配役。
しかし2番手の男役が演じる役かと聞かれるとう~ん、な役でもある。
似合ってはいるが研10を優に超えた男役にとっては、ハマり役ではあるが代表作と言われるのは不本意なのではないでしょうか。
童顔ではあるが声は低い礼真琴、顔はアダルティーだが声が高めの和希そら、朝美絢はちょうど2人を足して割ったような感じではあるが、必ずしも男役にとっては丁度良い訳ではないのである。
飛び抜けたものがアイドル顔負けの顔面のみではあるが、雪組に来てからは年々歌が上達していているので、個人的には歌に特化させていく方が良いような気がしますね。
シリアスな作品のシリアスな場面でのシリアスな歌をシリアスに歌いきれるようになったら、顔面の強さも相まって無敵の人になれるんじゃないですかねw
次回主演の「海辺のストルーエンセ」はなんとなくシリアスな作品そうなので春児とは違った朝美絢が観れるのではないかと期待しております。
そんな李春雲ですが、宝塚版では黒牡丹(眞ノ宮るい)に京劇を教え込まれる描写しかないですが、原作では演舞に加え料理、掃除、歌、宮中作法など様々なことを叩き込まれます。
劇中では説明が全くありませんでしたが、安徳海(天月翼)や黒牡丹(眞ノ宮)などと一緒にいた人たちはただのホームレスでは無く老公胡同(ラオコンフートン)と呼ばれる宮廷から追い出された身寄りのない太監たちが集まる場所の住人たちです。
中にはずっと掃除ばかりしてきた人や、洗濯ばかりしてきた人、料理の達人など多くのその道のプロ達がいて、子孫を残せない体であるために春児(朝美)をまるで我が子のように時に厳しく、時にやさしく指導し、夢と希望を託して宮廷に春児を送り出します。(ちなみに蘭琴(聖海由侑)は端からそこには居ません。)
見事鍛え上げられた春児は宮中では先輩太監がいじめようにもいじめる理由が見つけられない程、完璧に仕事をこなし、ここならどうだと送り込まれた南府劇団で黒牡丹(眞ノ宮)に教え込まれた芸を披露し、西太后(一樹千尋)の側仕えとなります。
その後、西太后(一樹)や李蓮英(透真かずき)に殺されかけたりしながらトップに登り詰めていくエピソードなどが多くあるのですが、やはり2番手の役なので宝塚版では残念ながら諸々カットとなっています。
準メインキャスト編
- 和希そら(順桂:シュンコイ)
やっぱりいいわ~そら和希!
雪組に来てからというものハンデであったサイズ感が緩和されたことで生き生きと舞台に立っておられる。
順桂は終始シリアスで口数少ない立ち回りの役柄のため、和希そらのアダルティーな顔だけでも役が務まる。
歌は劇中ソロが1曲、得意のダンスは全く無いが、ソロナンバーは大きな舞台に1人きりでスポットライトを独占しての銀橋渡り、さらにフィナーレナンバー(いわゆる歌唱指導)でもう一度銀橋を一渡りと3番手羽根を貰ってもおかしくない程の大活躍。
今回に関しては和希そらの扱いに不満は一切ないです!
100点満点!
いや~フィナーレの赤い衣装かっこいいよね。
そして背中越しの横顔もたまらん!
和希そらもあるんじゃないの?
っと思っちゃいましたね。うんうんw(意味深)
そんな順桂さんも、原作では妻子がしっかりと登場します。(残念ですね~w?)
変法派と守旧派の間を取り持ち、危ういバランスの上に成立つ清帝国を支える恭親王(日和春磨)の側近となりますが、恭親王の死の際に西太后(一樹)を暗殺せよと命じられる。
それ以前の恭親王(日和)との会話で、やっと手鞠を覚えた頃の子供がいるのに君を弑する(西太后を暗殺する)大罪を犯すこと(一族郎党皆罰を受ける)は怖くないのか?、と聞かれ愛新覚羅の為なら構わないと覚悟を語ります。
しかし、いざ暗殺しようとする時には家族へ罰が及ぶことに迷いが生まれたのか変装して西太后(一樹)に近づきます。
そして西太后だけを殺すために爆弾を持って抱きつきますが、春児(朝美)に顔を見られた上に突き飛ばされ、爆弾を落としてしまいます。
その爆弾を鞠と思い近づいた見物人の童が、我が子にも見えたのか童を突き放し周りの人々に伏せろ!と叫び、爆弾の上に身を投げます。
なので宝塚版のように「我が名は順桂!」とは名乗りません。
しかし、無関係の人間を巻き込まんとする根の正義感を表す部分は一緒なんですが、上記の恭親王(日和)との会話があると尚の事あの場面の深さが変わってきますよね。
恭親王(日和)自体がほぼ出番が無いので上記シーンを挟む余地もあらずなんですが、この経緯を知っているかいなかで順桂さんへの見方も大きく変わりますよね。
なんか暗殺に至るシーンの前にアヘン窟的な描写がありますが、原作ではただアヘンなどの密売が行われている裏界隈で爆弾を調達する描写があるだけです。
でもあれじゃ順桂さんがまるでアヘンでもやっておかしくなっちゃった末の凶行にも見えませんか?
そんなことは順桂さんはしません! 国士ですから!
やっぱり原作は読んでおいたほうがもっと楽しめますねこの作品!
- 縣千(光緒帝・載湉:こうしょてい・ツァイテン)
ダンスは一級品、歌もだんだん上達しているはいるが、まだまだ芝居に関しては不安定な面も多い縣千ですが、今回の役はセリフも少なく且つゆったりとした間で喋ることが多いためか違和感なく観れた。
セリフ回しや所作で魅せるというよりも、雰囲気・威厳で芝居をする光緒帝は前述の順桂(和希そら)と同様に難しい役柄だったかもしれませんね。
縣千ってショーでは堂々としてるのに、芝居になるとなんだか自身が無さげに映っちゃうんですよね。
ある意味で自身のない感じは光緒帝の置かれた立場にも通ずるものがあるためか、ハマっているといえばハマっている。 - 凪七瑠海(李鴻章:りこうしょう)
前回記事でも触れたが原作では70歳を過ぎたお爺さんですが、宝塚版ではもう少し若い感じになっている。
もう研20にもなるので芝居に関しては文句無し。
原作には無い日清戦争の場面まで貰い(原作では事後報告のみ)、パレードでは和希そらの後の3番手枠に収まるなど全国ツアーに向けて準備万端。
前回も語りましたが、なんと言ってもフィナーレの群舞がめちゃくちゃカッコよかったんですよ!
はっきり言ってこの公演見るまではカチャ様に全く興味がなかったヤジキタですが、あの群舞を観て俄然興味が湧いてしまいました!
和希そらや縣千といったダンサーに混じっても決して見劣りしない指先まで意識した所作は流石でございます。
いや~あるよ! 絶対に!(太字にしちゃうよw)
さぁそんな李鴻章さんですが!(どんなだよw)
細かいエピソードはカットされてはいるものの、殆ど原作通りの演出なんですが1つだけ違いがあります。
ラストの栄禄(悠真倫)と袁世凱(真那春人)の前に再び姿を現すシーンなんですが、宝塚版では劇中の漢服のまま変わらず現れますが、原作ではアラブ馬に跨がり燃えるような真赤な甲冑を身にまとい、さながら古の大将軍・兆恵を彷彿とさせる勇壮たる姿で2人を蹴散らします。
主役が演じていれば再現することも出来たのでしょうが、流石にカチャ様と言えどもそれは無理でしたね。
この作品は主役と呼べそうな登場人物が複数人居て、それぞれに素晴らしいエンディングが用意されているので、宝塚のようなスターシステムじゃないほうがもっと心打つ作品になったかもしれないですね。
今回のメンツでTVドラマ版作ってくれませんか?w 全50話くらいのw - 夢白あや(ミセス・チャン=寿安公主)
次期娘役トップにも関わらず殆ど存在感が無い。
トップの朝月希和すら存在感が無いのだから当然と言えば当然か。
宝塚版では分かりにくかったのですがラストの大使館に鎮国公載沢(咲城けい)を馬車ごと連れてきて(デートを餌にw)、梁文秀(彩風)と玲玲(朝月)を脱出させた功労者です。
実は西太后の姪なので、西太后に梁の助命を嘆願したりするなど裏では色々やってくれている存在なんです。
長くなってしまったので更に次回へ続きますw
語りだしたら止まらなくなってしまいましたw
まあそれくらい面白い作品だという事でございます。
次は脇を固める別格たちを語りたいと思います。
駄文長々失礼いたしました。
それでは皆さま劇場でお会いしましょう!
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