超超超お久しぶりのヤジキタです!
(2ヶ月半ぶり2度目w)
腕の骨折が治った途端に死ぬ程仕事を押し付けられて、
折れたままの方が良かったと思う今日この頃、社畜亭ヤジキタで御座いますw
やっと仕事が落ち着きましたので宝塚について語らせろ!
(語らせてくださいまし🙇)
と言う事で、
前回記事の星組全ツの間にも語るべき宝塚作品が何個もありますが、
今回は雪組の「蒼穹の昴」を語りたいんです。
千秋楽当たる(3年連続だよ!)
なんとヤジキタ、「蒼穹の昴」の宝塚大劇場千秋楽が当たっちまったんですよ!
実はヤジキタ去年の同じ時期に公演された、
星組「柳生忍法帖」の大劇場千秋楽にも見事当選しましたので、
愛月ひかるサヨナラショーに続いて、
朝月希和サヨナラショーも生で見る事ができました!
さらに一昨年には時期は違えど瀬戸かずや・華優希サヨナラショー公演(名義は華優希でしたね)の
花組「アウグストゥス」の大劇場千秋楽にも当選したので
なんと3年連続でサヨナラショー公演に当選するという
ヅカヲタの嫉妬の念に呪い殺されそうな程の幸運に恵まれましたw
(そのせいで腕折れたの? 一応言っとくと全部S席だよ)
「アウグストゥス」に関しては結局コロナのせいで無観客開催になってしまったので観れてはいませんが・・・。
その悲しい経緯については過去記事でどうぞw ↓
真面目に考察すれば、
いずれも抽選応募期間がコロナ感染が爆発していたタイミングだったのでみんな遠征を控えた結果なんでしょうね。
「柳生忍法帖」も「蒼穹の昴」も8月の抽選で、去年も今年もコロナ感染者がピーク位のタイミングだったんですよね。
てな事で、千秋楽を往復飛行機日帰りで見て参りましたので(社畜だから連休は取れませんw)
朝月希和サヨナラショーの感想も併せて語りたいと思います。
駆け足だが原作に忠実で良く出来てる
原作の浅田次郎氏の蒼穹の昴ですが
ヤジキタは中学生くらいの時に読んだ記憶はあったのですが
うろ覚えだったので改めて本を購入し、
折れてない片腕だけで難儀しながら読み直しました。
改めて読み直すと子供の頃には理解できないような単語や表現も多く、
やや敷居が高く感じられましたが、
浅田先生の軽妙な語り口と、史実とフィクションを織り交ぜた重厚な物語は一読の価値ありです。
宝塚版では梁文秀(彩風咲奈)が主役ですが、
原作では李春雲(朝美絢)が主役です。
西太后(一樹千尋)や李鴻章(凪七瑠海)など実在の人物と
楊喜楨(夏美よう)や順桂(和希そら)、王逸(一禾あお)といったオリジナルキャラが
史実と空想の出来事のなかで絡み合い一層読み手を作品に引き込みます。
宝塚版は時間の都合上多くの個別エピソードが削られてはいるものの
全体としての流れは原作に忠実かつ要所要所をしっかり抑えているので、
原作を知っている人も知らない人も満足できるのではないでしょうか。
そして何と言っても今作は歌と音楽が良くできており
カタカナ英語の無い日本語のみで綴られた力強い歌詞と
壮大なスケールの中華の歴史に見劣りしない雄大な音楽は
近年の作品の中でもダントツで素晴らしいです。
ただ劇中にはあまり派手なシーンが無く、
殺陣やダンスなどもほぼ無いので
ヤジキタのような歴史好きにはいいかもしれませんが、
人によっては眠くなってしまうかも知れないですね。
また原作を読んでいるが故のツッコミどころも多く散見される。
例えば、原作の春児(朝美絢)と新聞記者・岡(久城あす)との会話で、
西太后と言う呼称は外国人からの呼び名なので宮中では使用せずに
とのやり取りがあるが
宝塚版では栄禄(悠真倫)も楊喜楨(夏美)もみんな西太后様と呼ぶなど、
作者がわざわざ作中で言及している事が劇中には反映されていない。
これに関しては西太后の方が観る人に馴染み深い名称の為やむを得ないが
作品へのリスペクトという意味では若干違和感を覚える。
とは言え2時間弱で重厚な物語を破綻なく描ききり、
原作にはない歌と音楽で
望海風斗時代からの歌の雪組をしっかり引き出せた
今作はヤジキタ的今年No.1作品でした!(まだディミトリあるけど)
サヨナラ公演としてはちょっと・・・
作品としては非常に評価の高い「蒼穹の昴」なんですが
朝月希和のサヨナラ公演と考えるとちょっと可哀想な演目だなと感じましたね。
何と言っても朝月希和演じる玲玲の出番が少ない上に
作中では踊る場面は皆無で、
歌も1.5曲くらいしかない。
衣装も終始平民服(それ以下?)で最後数分だけ大人しめのドレスと
華やかさからは程遠い扱い。
朝月希和については以前も触れましたが
影のある大人な女性が似合う娘役だと思うので
今回の若い娘っ子のような役はう~ん・・・って感じでしたね。
そもそもヒロインなのかも若干怪しい。
(文秀が主役だと、色んな意味でヒロインは春児じゃないのw (^o^))
まあ宝塚の殆どの娘役は、
男役よりも扱いが悪い事は
今に始まった事ではないのでしょうがないんですけどね。
ヤジキタ的には朝月希和は、ダンサー寄りの演技派だと思うので、
今回の歌寄り芝居の公演では持ち味を出し切れなかったのではないでしょうかね。
その分サヨナラショーでは歌って踊って朝月希和らしさ全開だったので
サヨナラショーまで込で観るのが本当の朝月希和サヨナラ公演になりますね。
ル・ポワゾンでは男役たちを従えてセンターで艷やかに歌い、
思い出の「海の見える街」では彩風咲奈と共にパステルカラーの衣装で踊りまくり、
最後は100tハンマーでみんなを笑顔にさせる。
まさに朝月希和のすべてが詰まった最高のサヨナラショーでした!
まだ観ていない方は是非とも配信でも、
後のスカイステージでもいいので観てください。
朝月希和のファンでなくても、きっと温かい気持ちになれるサヨナラショーですよ!
専科繚乱と凪七瑠海
なんと言っても今作は専科から6人もお出ましと
まさに専科繚乱状態w
専科が役を占める事には賛否あるとは思いますが
今回に関しては役も多かったため明確に割を食ったのは上級生では桜路薫くん位かな。
ヤジキタ的に西太后(一樹千尋)と李鴻章(凪七瑠海)がとても良かったです。
一樹さんに関しては
この人どれだけ引出しを持ってるの?
っと思うくらいに見事に西太后を演じきっていました。
大天使から天皇、枢機卿と権力者を演じさせれば
右に出る者はいないと言って過言ではない一樹さんですが、
こちらも原作とはやや趣向が違っており、
本作ではステレオタイプな西太后像でしたが、
原作ではそれに加えてもっと一人の人間らしい姿も見せております。
ただその辺りは削られたエピソードと関連しているので、
専科唯一のソロナンバーwで垣間見れるような演出で体裁を整えている感じです。
そしてカチャ様こと凪七瑠海は
原作的には70歳過ぎの李鴻章よりも
年齢を感じさせない40代前後の楊喜楨(夏美)の方が
相応しかったように感じるが場面的には
李鴻章の方が目立たせやすいとの判断だったのでしょう。
それよりも何よりもカチャ様に関しては作中よりも
フィナーレの群舞がメチャクチャカッコ良かったんです!
扇を持って朝美絢・和希そらと共に先頭で舞う姿は
経験に裏打ちされた貫禄と風格を備え、
その後出てくる縣千・諏訪さきといった若人と並んでも見劣りしない
靭やかさと流れるような所作は
まさに王者の貫禄にも似たものを感じてしまいました。
やっぱりタカラジェンヌとはそこらのアイドルとは違って
若さだけでは無いんだなぁ~と改めて感じましたね!
最近カチャ様周辺がキナ臭くなってきましたが、
ヤジキタ的にはこの公演を観て
これはあるな!
と思いましたよ。(意味深w)
まあこれに関しては別枠で語りたいと思います。
まとめ
とにかくまずは観てもらいたい!
そして原作を読んでほしい。
そして改めて観ると脳内補完も相まってますます面白くなる傑作です!
ヤジキタ千秋楽が取れたのと
一本物だったこともあって
東京は1枚しかチケット取らなかったんですが、
あまりに面白く、
そしてカチャ様の思いがけぬ素敵な姿に心を打たれ
チケットを苦心して2枚追加しちゃいましたw
毎回群舞になると和希そらと凪七瑠海どちらを見ようか迷っちゃうんですがw
下手側なら和希そら、上手側なら凪七瑠海と見分けて
存分に楽しませて貰いましたw
雪組生はみんな素敵ですがちょっとだけでもカチャ様見てみてください。
皆さんの想像する以上にカッコいいですよ!
ちょっと長くなってしまったので
キャスト評は追々別枠で書きたいと思います!
駄文長々失礼いたしました。
それでは皆さま劇場でお会いしましょう!
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