どうもヤジキタです!



先日、花組の次期大劇場公演が発表されましたが、

いや~驚きましたね!

そうきたか!

っと、一杯食わされた気分ですね!


『エリザベート』の雰囲気を出しながら、

紙一重のような作品である『うたかたの恋』を持ってくるとは予想できませんでした。

(紙一重といっても宝塚でも、原作でもコチラの方が歴史が古いんですけどね)



ということで、

今回は『うたかたの恋』が今の花組に何をもたらすのかを

考えたいと思います。






ルドルフがルドルフになる!?

最近の宝塚ではトップ就任後に、

かつての思い出の作品を再演させるパターンが多かったですよね。


代表としては、

礼真琴の『ロミオとジュリエット』や、

真風涼帆の『NEVER SAY GOODBYE』などがありますが、

下級生だった頃から現在までの成長を、

本人だけでなくファンにも感じさせることで、

ノスタルジーとエモーション(いわゆるエモい)を

上手く掻き立てる良い采配だと思っております。



しかし今回の『うたかたの恋』は、

柚香光にとっては、

2013年『エリザベート』で演じた思い出のルドルフであっても、

ルドルフ違いであり、

礼真琴真風涼帆の思い出公演とは、

少し様子が違うような気がしますね。



詳しくは後述しますが、

劇団からのせめてもの配慮というか、

思いやりというか、

儚き小さな抵抗のようにも感じてしまいます。

緩やかなフェードアウトか

まあそれは一旦置いといて、

目下、花組の最大の争点である、

2番手問題ですが、

この公演で何となく進展が見えそうですね。



『うたかたの恋』の2番手の役は、

ルドルフの親友であるジャン・サルヴァドルで間違いないと思うんですが、

過去の公演を振り返ると、

2018年星組・紅ゆずる主演では3番手・七海ひろきが、

2013年宙組・凰稀かなめ主演では、なんとなく2番手・朝夏まなとが務めました。

(当時も正式な2番手がおらず、悠未ひろ朝夏まなとが、なんとなく2.5番手的な存在でした)



ややこしいのが3番手の役フリードリヒで、

2018年星組では専科の凪七瑠海が、

2013年宙組では、なんとなく3番手緒月遠麻が演じました。



この2人がなかなかの曲者で、

凪七瑠海は当時専科からの落下傘トップスターを狙う存在として、

星組に紅ゆずるの後任候補として送り込まれたのでは?

と、まことしやかに語られる存在でした。



緒月遠麻の方も新公主演はしていないのに、

凰稀かなめと同期だからか、

2.5番手の2人よりも良い扱いを受け、

さらに娘役トップだった実咲凜音すらも横目にして、

凰稀かなめの真(心)の正妻では?

などと言われる存在でした。



なので今の花組にはもってこいな配役の公演ではあるんですがw

結果的にはですね、

凪七瑠海は併演されたショーで、

七海ひろきよりも先に階段を降りたことで

落下傘トップの線は消えました。

(正確には1つ前の大劇公演『ベルリンわが愛』の時からですが)



緒月遠麻も結局凰稀かなめと共に退団した事で、

悠未ひろはその前に退団)

朝夏まなとが正式な2番手→後継トップスターとなった事を鑑みれば、

今回の花組公演で、

水美舞斗永久輝せあのどちらが

ジャン・サルヴァドルを取るかで、

その後の趨勢が見えてくるのではないでしょうか。



なんとなく緒月遠麻パターンが濃厚になって来たような気がしますが・・・




退廃的な美しさこそが柚香光

もうこの2番手話はいい加減飽きてきたので

たまには違う話をしたいと思うんですがw



諸々な事情を内包した今回の『うたかたの恋』ですが、


ヤジキタ的にはとっても良いと思います!!



前々から柚香光って、

幸福の中でよりも不幸の中でこそ輝く、

と言ったら怒られるかもしれませんがw

陽より陰の似合う退廃的で影のある美しさを持った顔だなと思っていたんです。



雪組元トップの望海風斗みたいに

毎度不幸な終わりを迎える作品ばかりやれとは言いませんがw

そういう作品がなかなか来なかったので、

今作の不幸を身にまとって破滅に向かって突き進む、

退廃的なルドルフはとってもハマり役だと思うんです。



なので今回のチョイスはヤジキタ的には、

『エリザベート』よりも良かったと思います。

やっぱり永久輝せあにとって置く?


そうは言っとりますが、

劇団も本当は『エリザベート』をやりたかったんじゃないんですかね?



多分ですが今回『うたかたの恋』をやることで、

柚香光体制で『エリザベート』を公演することは、

無くなったと見るのが妥当だと思います。



ルドルフ違いではあるとはいえ、

礼真琴は『ロミオとジュリエット』をやったのに、

柚香光は『エリザベート』を出来ないのは、

いささかに不公平な感じはしますね。



もちろん比べるものではないと思いますが、

この2人は殆ど同じような線路を走らされてきたのに、

なぜここで違いが出てしまったのでしょうね?



まあ答えは題目に書いてありますがw



以前こんな記事を書きましたのでご参考までに

古い記事なので今と書式が違いますがご容赦ください。





永久輝せあ・星風まどか・朝月希和・潤花

いずれも唐突に決まった感のある組替えが、

なんとなく点と線が繋がってきたように思いますが、

まあそういうことですよ(なげやりでスイマセンw)



前述したように今回の演目はなんとなく、

そうしたバックグラウンドに対する、

劇団の愛憎入り交じる思いみたいなものが感じられてなりません。



野口ショー楽しみだね!

ヤジキタあまりショーについては多くを語らないんですが、

(ついつい夢中になっていつも内容をあんまり憶えてないんですよねw)

野口先生のショーはとっても大好きなんです!



ショー・スペクタキュラーシリーズとして、

次は唯一残った月組でかなと考えてたんですが、

まさか花組に戻って来るとは思いませんでした。



『うたかたの恋』が古い作品なので、

ショーの方で人気者の野口先生に頑張ってもらおうという算段なんでしょう。



いろいろと心労も多そうな柚香光ですが、

申し訳ないが芝居の方では徹底的に不幸になってもらってw

ショーでは明るく楽しく踊る姿を見せてもらいたいですね!



駄文失礼いたしました。それでは皆さま劇場でお会いしましょう!





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