どうもヤジキタです。
5月11日雪組東京公演がようやく初日を迎えましたね。
今回は『Sensational!」の内容というよりは、この公演で退団する綾凰華のお話です。
改めて振り返ると綾凰華と天華えまって似たような新人公演での役割を務めていたんですよね。
柚希礼音時代の『眠らない男』新人公演から2人共に役が付きましたが、
星組配属後の2作目大劇場公演からそれなりの役に就くということは、
2人共に期待されたスタートだったんだなとは思います。(当時は約半年の組周りをしてからでしたが)
ちなみに『眠らない男』では、綾凰華が夏樹れい、天華えまが礼真琴と、
やはり天華えまがやや先行気味ではありました。
しかしその後は、
綾 凰華:礼真琴➡礼真琴➡麻央侑希➡紅ゆずる(2番手)➡紅ゆずる(2番手)➡七海ひろき
天華えま:天寿光希➡真風涼帆➡七海ひろき➡十碧れいや➡北翔海莉(主演)➡紅ゆずる(主演)
っと、見事なまでに路線級の役を分け合い競い合っていました。
星組(というよりも宝塚歌劇団?)はこの頃は特に、2本柱を立てて対で競わすやり方を取っていました。
紅ゆずる≒真風涼帆、壱城あずさ≒天寿光希、礼真琴≒麻央侑希、瀬央ゆりあ≒紫藤りゅう、など見事な対ができてましたので、
綾と天華もご多分に漏れずこの構図に組み込まれるのかなと考えていたんですが、
結果は天華えまが2連続で主演(北翔の退団、紅のお披露目)を取り、
対構図が終わったのかと思った矢先に綾凰華の雪組移動が発表されたんですよね。
98期勢が新人公演主演を独占し始めていた中で、
確かに雪組には新公主演できそうな人が居なかったのも事実でしたが、
97期に永久輝せあが居たのでまあ雪は無しかと思ったら、
永久輝の対だった月城かなとと月組の朝美絢が実質トレードとなり、
+綾凰華も雪組へという地殻変動並みの組替えが起きました。
今思えば大95期構想の出発点なのかなと思いながらも、
どれだけ頭を捻っても、誰がこの組替えの起点だったのかが分からないんですよね。
月城かなとを永久輝せあと離す為なのは間違いないと思うんですが、
結果的に雪組に残ったのが朝美絢と綾凰華であった所を見ると、
計画的なのか、結果的なのかは分かりませんが、
2人は数多張り巡らされた運命の糸を掴むことができたと言えるでしょう。
当初は計画的に朝美絢は永久輝せあの風除けに、
綾凰華は縣千の風除け(学年はやや離れていますが)のつもりで送り込まれたと思うんです。
しかし永久輝の組替えや(ヤジキタ的には突発的な)、新型コロナや実力面での縣の足踏みが起きた事で、
2人の地位は何となく安定化していく訳です。
綾凰華は雪組で3回トップ望海風斗の役(凱旋門込み)を新公で演じたわけですからやはり栄転だったんでしょう。
劇団の計画的な組替えに、新型コロナという予想外の非計画的な出来事が起こり、
結果的に朝美絢は3番手を経ずに2番手に、
綾凰華は事実上の3番手格に収まることができたのだから、
運命のイタズラとは面白いものです。
運命のイタズラは時に優しく微笑むものですが、現実は残酷なものです。
綾凰華は、彩風咲奈プレお披露目主演『ヴェネチアの紋章』では2番手を努めながらも、
レヴュー『ル・ポアゾン』では諏訪さきと2番手を分け合う様な構成にされてしまいます。
このやや前から縣千上げが加速化され、
一気に綾凰華の背中に張り付き、今にも追抜こうかという程の、
劇団による強烈な是正措置がおこなわれ、
さらに宙組から和希そらが組替えしてくるとなれば、
綾凰華本人としても狙い撃ちにされていると感じてもおかしくはなかったでしょう。
そんなさなかの今公演での突然の退団発表でした。
正直いって今回からショーのパレードでは、
縣千が1人で降りて、
綾凰華は諏訪さきとの2人降りか、
縣の前に1人ないし娘役を連れての階段降りになると思ってました。
結果は今まで通りの縣千との2人降りでした。
皆さんはこれについてどう思います?
辞めると決めたことで、
そもそも抜かれてもおかしくないのに今まで通り2人で階段降りをさせてもらった情けある処遇と見るか、
辞めると決めたのに、
今まで通り2人降りのままだった情けのない処遇と見るか。
ヤジキタ的にはやや後者寄りかなと思うんです。
対といっても学年的にも4つ離れていますし、羽を背負う背負わないの問題でもなく、
縣千が今回だけパレードの順番を抜かされた所で特にダメージも無いのだから、
最後くらいは綾凰華に花を持たせて縣の1つ後に降ろさせても良かったんじゃないかな~と思うんです。
彩凪翔の時も何故3番手羽を背負わせてあげなかったのかなと思いましたが、
雪組はそういう所でちょっと冷たいというか人情が感じられない雰囲気が時より出るんですよね。
最近雪組に限らず宝塚全体として羽とか番手の格とかにガチガチに縛られている感じしません?
彩凪翔の時がもろにそれが出ていて、
当時4番手だった朝美絢が3番手を経ずに時期体制で2番手になるのに、
退団する彩凪翔が3番手羽を背負って辞めれば、
朝美絢の面目が立たないから羽は無しって事だったんだと思うんですよね。
そこまでの事を気にする人って果たしてどの程度いるんですかね?
彩凪翔が羽を背負わずに辞めることの方が疑問に感じる人が多いであろうにも関わらず、
妙な内部マニュアルや体面を優先するやり方はいささか疑問に感じます。
タカラジェンヌとは子供の頃からファンとして、そして団員として心血を注いで宝塚歌劇団に関わってきたのであろうから、
最後くらいは面目とか体裁にこだわらずに気持ちよく卒業させてあげたほうが、
そのファンの人たちも気持ちよく次のご贔屓探しを始められると思うんですけどねw
まあちょっと愚痴っぽくなっちゃいましたが、綾凰華にはどんな状況であれ最後の最後まで輝き続けてもらいたいです。
そして一応フィナーレ周辺で当て書きのソロナンバーも貰っていますから(さすが中村先生!)
ファンもまあ噴飯ものという事にはならないでしょうけど、
やっぱりパレードだけはどうにかしてほしかったな!
駄文長々失礼いたしました。それでは劇場でお会いしましょう!
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5月11日雪組東京公演がようやく初日を迎えましたね。
今回は『Sensational!」の内容というよりは、この公演で退団する綾凰華のお話です。
突然の栄転?
改めて振り返ると綾凰華と天華えまって似たような新人公演での役割を務めていたんですよね。
柚希礼音時代の『眠らない男』新人公演から2人共に役が付きましたが、
星組配属後の2作目大劇場公演からそれなりの役に就くということは、
2人共に期待されたスタートだったんだなとは思います。(当時は約半年の組周りをしてからでしたが)
ちなみに『眠らない男』では、綾凰華が夏樹れい、天華えまが礼真琴と、
やはり天華えまがやや先行気味ではありました。
しかしその後は、
綾 凰華:礼真琴➡礼真琴➡麻央侑希➡紅ゆずる(2番手)➡紅ゆずる(2番手)➡七海ひろき
天華えま:天寿光希➡真風涼帆➡七海ひろき➡十碧れいや➡北翔海莉(主演)➡紅ゆずる(主演)
っと、見事なまでに路線級の役を分け合い競い合っていました。
星組(というよりも宝塚歌劇団?)はこの頃は特に、2本柱を立てて対で競わすやり方を取っていました。
紅ゆずる≒真風涼帆、壱城あずさ≒天寿光希、礼真琴≒麻央侑希、瀬央ゆりあ≒紫藤りゅう、など見事な対ができてましたので、
綾と天華もご多分に漏れずこの構図に組み込まれるのかなと考えていたんですが、
結果は天華えまが2連続で主演(北翔の退団、紅のお披露目)を取り、
対構図が終わったのかと思った矢先に綾凰華の雪組移動が発表されたんですよね。
結局誰のため?
98期勢が新人公演主演を独占し始めていた中で、
確かに雪組には新公主演できそうな人が居なかったのも事実でしたが、
97期に永久輝せあが居たのでまあ雪は無しかと思ったら、
永久輝の対だった月城かなとと月組の朝美絢が実質トレードとなり、
+綾凰華も雪組へという地殻変動並みの組替えが起きました。
今思えば大95期構想の出発点なのかなと思いながらも、
どれだけ頭を捻っても、誰がこの組替えの起点だったのかが分からないんですよね。
月城かなとを永久輝せあと離す為なのは間違いないと思うんですが、
結果的に雪組に残ったのが朝美絢と綾凰華であった所を見ると、
計画的なのか、結果的なのかは分かりませんが、
2人は数多張り巡らされた運命の糸を掴むことができたと言えるでしょう。
当初は計画的に朝美絢は永久輝せあの風除けに、
綾凰華は縣千の風除け(学年はやや離れていますが)のつもりで送り込まれたと思うんです。
しかし永久輝の組替えや(ヤジキタ的には突発的な)、新型コロナや実力面での縣の足踏みが起きた事で、
2人の地位は何となく安定化していく訳です。
綾凰華は雪組で3回トップ望海風斗の役(凱旋門込み)を新公で演じたわけですからやはり栄転だったんでしょう。
劇団の計画的な組替えに、新型コロナという予想外の非計画的な出来事が起こり、
結果的に朝美絢は3番手を経ずに2番手に、
綾凰華は事実上の3番手格に収まることができたのだから、
運命のイタズラとは面白いものです。
情けある?ない?
運命のイタズラは時に優しく微笑むものですが、現実は残酷なものです。
綾凰華は、彩風咲奈プレお披露目主演『ヴェネチアの紋章』では2番手を努めながらも、
レヴュー『ル・ポアゾン』では諏訪さきと2番手を分け合う様な構成にされてしまいます。
このやや前から縣千上げが加速化され、
一気に綾凰華の背中に張り付き、今にも追抜こうかという程の、
劇団による強烈な是正措置がおこなわれ、
さらに宙組から和希そらが組替えしてくるとなれば、
綾凰華本人としても狙い撃ちにされていると感じてもおかしくはなかったでしょう。
そんなさなかの今公演での突然の退団発表でした。
正直いって今回からショーのパレードでは、
縣千が1人で降りて、
綾凰華は諏訪さきとの2人降りか、
縣の前に1人ないし娘役を連れての階段降りになると思ってました。
結果は今まで通りの縣千との2人降りでした。
皆さんはこれについてどう思います?
辞めると決めたことで、
そもそも抜かれてもおかしくないのに今まで通り2人で階段降りをさせてもらった情けある処遇と見るか、
辞めると決めたのに、
今まで通り2人降りのままだった情けのない処遇と見るか。
まとめ
ヤジキタ的にはやや後者寄りかなと思うんです。
対といっても学年的にも4つ離れていますし、羽を背負う背負わないの問題でもなく、
縣千が今回だけパレードの順番を抜かされた所で特にダメージも無いのだから、
最後くらいは綾凰華に花を持たせて縣の1つ後に降ろさせても良かったんじゃないかな~と思うんです。
彩凪翔の時も何故3番手羽を背負わせてあげなかったのかなと思いましたが、
雪組はそういう所でちょっと冷たいというか人情が感じられない雰囲気が時より出るんですよね。
最近雪組に限らず宝塚全体として羽とか番手の格とかにガチガチに縛られている感じしません?
彩凪翔の時がもろにそれが出ていて、
当時4番手だった朝美絢が3番手を経ずに時期体制で2番手になるのに、
退団する彩凪翔が3番手羽を背負って辞めれば、
朝美絢の面目が立たないから羽は無しって事だったんだと思うんですよね。
そこまでの事を気にする人って果たしてどの程度いるんですかね?
彩凪翔が羽を背負わずに辞めることの方が疑問に感じる人が多いであろうにも関わらず、
妙な内部マニュアルや体面を優先するやり方はいささか疑問に感じます。
タカラジェンヌとは子供の頃からファンとして、そして団員として心血を注いで宝塚歌劇団に関わってきたのであろうから、
最後くらいは面目とか体裁にこだわらずに気持ちよく卒業させてあげたほうが、
そのファンの人たちも気持ちよく次のご贔屓探しを始められると思うんですけどねw
まあちょっと愚痴っぽくなっちゃいましたが、綾凰華にはどんな状況であれ最後の最後まで輝き続けてもらいたいです。
そして一応フィナーレ周辺で当て書きのソロナンバーも貰っていますから(さすが中村先生!)
ファンもまあ噴飯ものという事にはならないでしょうけど、
やっぱりパレードだけはどうにかしてほしかったな!
駄文長々失礼いたしました。それでは劇場でお会いしましょう!
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